新刊「投資図鑑」で伝えたかったこと

新刊の「あなたの人生に最適なお金の増やし方が見つかる 投資図鑑」が完成し、見本が出版社から届きました。アマゾンでは既に予約開始しており、書店にも今週から並ぶ予定です。

私の資産運用のやり方は、自分自身の35年の試行錯誤の中から導き出した独自の方法です。

それは、金融資産と実物資産を組み合わせ、投資対象によって最適な運用方法を考えることで、資産全体を長期で守り増やそうというものです。

「お金の専門家」が口を揃えていうように、NISAやiDeCoを活用した金融資産の運用は、もちろん誰でもやるべきです。

しかし、税制優遇の制度を活用して、投資信託の積立で資産をいくら増やしても、将来のお金の不安は解消しません。なぜなら、増やしたお金も使ってしまえば減っていくからです。

現役をリタイアして年金生活になって、収入が減ってしまう中で、手持ちの資産がジリジリ減っていくのは、普通の感覚の人には耐えられません。

だから、現役時代に形成した資産をシニアになって取り崩すというマネープランは、現実にはワークしません。結局、多くのシニアは、途中からお金を減らさない節約モードに入り、死ぬ時が一番お金持ちになってしまいます。

そうならないためには、お金が入ってくる仕組み(=キャッシュフロー)を作る必要があります。

また、お金を借りることに対するネガティブな考え方も変えるべきです。私自身、50歳まで借金に対して否定的な考え方を持っていました。しかし、今は投資のための良い借金はむしろ積極的していくべきだと思っています。

今回書いた投資図鑑では、私が実際にやってきた様々な資産運用対象を幅広く紹介し、その組み合わせ方を、大きく4つのパターンに分類しました。

この本を活用することで、誰でも自分に合ったお金との付き合い方を見つけることができます。今回は特に投資初心者にも、わかりやすい内容を心がけました。

資産デザイン研究所のミッションは、日本人のお金との付き合い方を変えることです。

本書を通して、一人でも多くの方の人生を変えるお手伝いができれば、著者として嬉しい限りです。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2022年1月16日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。