イギリスのボリス・ジョンソン首相は、「このウイルスはなくならない」としながらも、英イングランドでのコロナ規制を全廃へすると述べました。隔離措置は今月の24日に廃止し、無料の大規模検査も4月1日から取りやめるとのことです。
英、コロナ規制を24日に全廃 扱いインフルと同様に - 日本経済新聞
【ロンドン=佐竹実】ジョンソン英首相は21日、新型コロナウイルスとの共生策を発表した。人口の大半を占めるイングランドで感染者の隔離を不要とし、法的な規制を全廃する。新型コロナの重症化率が低いためで、インフルエンザと同様に扱って通常の生活に近づける。規制の全面的な解除は主要国でははじめてとみられる。24日に感染者の隔離の...
一方、コロナ対策分科会の尾身茂会長は「一体どのようになれば、少しずつ出口が見えるのか。オミクロン株とインフルエンザの違い、似ているところを、しっかりと分析することも必要だ」と、「インフルエンザ」との比較で対応を考えることについて言及しました。
コロナ対策は「インフル並み」に?出口戦略を探る政府、悩む尾身会長:朝日新聞デジタル
政府は新型コロナウイルス対策のまん延防止等重点措置を最大36都道府県に拡大したが、20日までで5県を解除した。コロナ対策の専門家によれば「第6波」の感染はピークを越えたとみられ、政府はインフルエンザ…
この発言を受けて、出口が近いかもしれないとの指摘も。
また、分科会で委員2人が「まん延防止」延長に反対していたことがわかりました。
そのため「まん延防止」を延長したこの数日で、尾身氏も世間の空気の変化を読み取ったのかもしれません。
変異する可能性を規制をつづける理由にしているうちは、日本社会はずっと閉塞したままでしょう。ジョンソン首相はわからない中でも決断することができました。このちがいはどこからくるのでしょうか。