2022年3月30日、キーウ近郊のブチャを1ヶ月近く占拠していたロシア軍が完全撤退。
ブチャに入ったAFP通信の記者は「静かな並木道に、見渡す限り遺体が散乱していた」と表現するなど、ロシア軍の残虐非道な光景が世界中に衝撃を与えています。
一方、ロシアのラブロフ外相はウクライナ側のフェイクニュースだと反論しています。
ロシアのラブロフ外相はキーウ近郊ブチャでロシア軍撤退後に多数の市民の遺体が見つかった問題について「フェイクニュースによるウクライナ側のロシア攻撃だ」と批判したhttps://t.co/muiN3ruoPQ
ペスコフ大統領報道官もブチャで撮影されたとされる映像には改ざんの可能性があり信頼できないと述べた
— 産経ニュース (@Sankei_news) April 4, 2022
また、ロシア側は「(ウクライナ側が公開した動画の)遺体が動いた、遺体が座り込んでいる」「ロシア軍が撤退した後に民間人が殺害された」などの主張しています。
ロシア政府のアカウントなどが、ブチャの多数の遺体の画像などを「フェイク」として偽のファクトチェックを拡散させています。偽の情報を出し続けることで、情報空間を混乱させることが狙いのようです。
しかし、「ロシア軍が撤退した後に民間人が殺害された」とするロシア側の主張は衛星画像によりすぐさま反論されています。
Breaking News: Satellite images refute Russia’s claim that the killing of civilians in Bucha, a suburb of Ukraine's capital, occurred after its soldiers had left town, a New York Times analysis found. https://t.co/2pDlly6EHs
— The New York Times (@nytimes) April 4, 2022
SNS全盛の時代、すぐに明るみにでます。
アノニマスが暴いたブチャ虐殺をやった部隊、しかも指揮官の住所やメアドまで暴いている…アノニマス恐るべし(*^ー゚)b グッジョブ!! https://t.co/oux1u7VUU1
— コジロー (@kojiro323) April 4, 2022
#ブチャ虐殺
ロシアの嘘がバレてきたよ pic.twitter.com/2hERflsrpd— Mac (@JXk80YT4nrRUoQt) April 5, 2022
一方、日本では相変わらずあの人はよくわからない発言を続け、各方面から顰蹙を買いつづけているようです。
ブチャの大虐殺を見て「津波のような自然災害」と語る神経はどうなっているのか。虐殺を防ぐ方法はある。全世界が一致してロシアを制裁して圧力をかけ、撤兵させることだ。無内容な「政治的妥結」を語ることではない。 https://t.co/pOwB9XNtiF
— 池田信夫 (@ikedanob) April 5, 2022
ブチャで撮影された尋常ならざる写真は、プーチン大統領の戦争を追ってきた記者にとっては、“気が滅入るほど”見慣れたパターンだそうです。
ウクライナ大統領府によると、ブチャだけでなく、奪還したイルピンやホストメリでも性的暴行された女性や拷問された男性、戦闘に巻き込まれた子供らの遺体が見つかっています。