日銀は、長期金利の上昇を抑えるため、金利上昇を抑制するため、指定した利回りで国債を無制限に買い入れる「指値オペ」を20日に実施すると発表しました。
円安は進行し、20年ぶりの1ドル=129円台となりました。この措置でさらに円安が加速する恐れがあります。
指し値オペは、日銀が金利上昇を抑えるために、国債を特定の利回りで無制限に買い入れる制度のことです。日銀が国債を大量に買い入れ価格を上げて、金利低下を誘導するという狙いがあります。
最近の急激な円安は、アメリカが利上げを行い、日銀が「指値オペ」で金利を抑え込でいるために日米の金利差が拡大しており、金利の高いドルを買って低い円を売る動きが強まったためとみられています。
この日銀の姿勢には多くの批判があがっています。
日銀みずから円安を加速させています。
異例の3日連続で指値オペをやって「どうぞ円売ってください」と全世界に大々的に宣言してから円安牽制発言しても効果ありませんよ。 https://t.co/AyGqifkyjl
— Emin Yurumazu (エミンユルマズ) (@yurumazu) April 19, 2022
先週末の126円が今朝は129円。これにバラマキで対処。海外筋からみれば、「円を売って下さい」という公式声明。ますます円安は進み、エネルギー・食料品の大幅値上げでますます生活は困窮。
円安・物価高→バラマキ→円安・物価高→バラマキ→・・・
無限ループは続く。
https://t.co/zhF7SAufKV— 青山 まさゆき (@my_fc1) April 19, 2022
円安のメリットを享受する製造業就業者はもはや圧倒的に少数だそうです。
円安メリットを享受する製造業就業者数(青色)は圧倒的に少なく、減少傾向。これに対し、「赤色」の大半の労働者が円安の痛みを味わう。これに年々増える年金世帯も加わる。日銀の「全体にプラス」の内訳は、プラスは青色に集中し、大半の赤色が打撃を受ける、という極めてバランスの悪い分断構造。 pic.twitter.com/ZgYSyc36PU
— 本石町日記 (@hongokucho) April 18, 2022
あらゆる資産に対して、円が安くなっています。
ドル円はまもなく年初来-10%の水準を達成する。全世界の主要指数・資産のほとんどが、円建てで年初来プラス圏。
日銀、大成功やないか
— Amin Azmoudeh | アミン・アズムデ (@aminimaz) April 18, 2022
ドルでもっていてよかったですね。
資産の9割りをドルで持ってて良かったわ
日銀が指し値オペ通知 円安でも金融緩和姿勢を維持:日本経済新聞 https://t.co/5zV55xaTXD
— バフェット太郎 (@buffett_taro) April 20, 2022
物価上昇の原因は、ウクライナ危機の面もありますが・・・。
「円安は止まらない、金利上昇も止まらない」日経新聞いわく、「一方、日銀は輸入価格の高騰が原因の物価上昇は一時的との見方で、大規模な金融緩和を続ける構えを崩していない」。世界中のインフレの原因を供給制約とかウクライナ侵攻だと考える人がいる(続)https://t.co/swRXyR3X30
— 藤巻健史 (@fujimaki_takesi) April 20, 2022
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また、2021年度の貿易統計速報によると、貿易収支は▲5兆3748億円で2年ぶり赤字となりました。
エネルギー価格の高騰で輸入額が膨らんだのは、日銀だけでなく、政府の不作為でもあります。
原発停止によるエネルギー輸入増は2011年から。
結局、安全の問題ではなく、政治の問題。https://t.co/Yn2dTPTmcw
みずほ銀行エコノミスト「貿易赤字の主因は原発停止によるエネルギー輸入増。円安を止めるため原発再稼働すべきという意見は今後強まる」。原発再稼働は政治的合意のハードル高い… pic.twitter.com/2dHj7FRKI0— 石川和男(政策アナリスト) (@kazuo_ishikawa) April 14, 2022
日本人の窮乏化は加速していってしまうのでしょうか。