電力大手10社と都市ガス大手4社は、6月分の料金を発表しました。大手電力10社は、LNGや石炭といった燃料価格が上昇しているため、5社が値上げ、すでに価格転嫁の上限に達している5社は据え置きということになりました。ガス料金は4社ともに10か月連続の値上げとなりました。
6月の電気料金、大手5社が値上げ 燃料費上昇で - 日本経済新聞
大手電力10社は燃料価格を電気料金に反映させる燃料費調整制度(燃調)に基づく6月分の料金を発表した。発電に使う液化天然ガス(LNG)や石炭といった燃料価格が上昇し、5社が値上げする。残り5社は価格転嫁の上限に達したため5月から据え置く。6月の電気料金は22年1~3月に輸入した平均燃料価格から算定する。東京電力ホールディ...
電力大手ではすでに「燃料費調整制度」に基づく上限価格に達していた5社を除き、5社で上昇します。また、東北電力が上限価格に達しました。価格に転嫁できる上限は決められているので、家庭の負担は止まりますが、価格を転嫁できない部分は電力・ガス会社の業績を圧迫します。
政府が発表した経済対策はガソリン価格対策に重点が置かれていますが、これからは電気代も重大な論点になってきます。
首相は「極めて大切だ」という所感を述べるにとどまりました。
燃料における天然ガスの比率が高いガス会社は、調達リスク大きくなっています。
国内の産業も極めて大きな打撃を受けています。
このままでは国民生活・産業ともに困窮していきます。答えはわかっているはずですが。