5月3日は憲法記念日ですが、大手マスコミ各社は憲法改正についての世論調査を公表しました。例によって聞き方がまちまちなため、会社によって結果に大きな隔たりが出ています。
いずれにせよ、改憲賛成の比率はかつてなく高まっており、国民の過半数は憲法をなにかしら変えたほうがよいと思っているようです。
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世論調査の方法に対する疑問の声は昔からあります。
また、岸田首相は、改めて憲法改正、とくに9条の自衛隊明記への意欲を示しています。
期待する声もあります。
心配する声もあります。
ウクライナ情勢のため憲法9条への関心は高まっています。
ただし、政治家の都合でうやむやにされると、最前線にいある自衛隊は気の毒です。
また、各党も談話を発表しています。
憲法や法律を変えなくても、解釈次第でいくらでも運用ができる現状は問題です。憲法9条に限らず、新型コロナウィルスの行動制限や原子力発電所の停止など、日本のいたるところで同じような問題が見られます。
近代社会の前提である「法の支配」の大切さを日本の憲法記念日に考えてみたいものです。