外遊中の岸田首相は、イギリス・ロンドンの金融街シティで講演し、日本への投資を呼びかけました。(岸田に投資を=インベスト・イン・キシダ)
また、岸田首相は「新しい資本主義」の取り組みとして、①人への投資②科学技術・イノベーションへの投資③スタートアップ(急成長する組織)投資④グリーン・デジタル分野への投資の4本柱をあげました。
岸田首相のシティー講演要旨 「強く持続的な資本主義へ」 - 日本経済新聞
岸田文雄首相が5日に英国の金融街シティーで実施した講演の要旨は次の通り。【関連記事】【ウクライナ】ロシアによるウクライナ侵略という暴挙は主権と領土の一体性を力によって変更しようとする明確な国際法違反だ。国際法違反、戦争犯罪を伴う行動は断じて許されず最も強い言葉で非難する。特に核兵器の使用についての脅威を現実のものとして...
しかし、これに対するイギリスでの反応はとても冷やかでした。
日本での反応も冷ややかでした。
そして具体策はなにもありませんでした。
言ってることとやってることがあべこべだという指摘もあります。今までの政府の行動は投資の促進とは逆行するものでした。
今の日本の政治家は誰がやっても恥ずかしい言葉遊びを始めてしまうのでしょうか。
しかし、これから日本がなにで食ってくのかという自画像を正確に認識することは重要です。
「インベスト・イン・キシダ」はイギリスでもまったく話題になっていないようですが、戦闘航空システムに関する同意や、イギリスのCPTPP(TPP11)加盟の後押しなど、枝葉に関しては一定の成果があるとの見方もあります。リップサービスだと思われますが。
エネルギーのロシア依存から脱却するために、原子力活用に触れましたが、あまり期待できそうにありません。
これらの批判にも聞く力を発揮してほしいものです。