かねてから「ウクライナ軍は早く投降しろ」と言っていた橋下徹さんが、「ウクライナ軍が投降」とのニュースに、「おれの言った通りだろ」とばかりにツイートしました。
製鉄所から兵士ら退避開始 マリウポリ、事実上投降か(共同通信) https://t.co/XMcjg2nnp1
➡︎指導部の判断の早遅によって兵士や市民の命が左右される。現代では、死ぬまで戦う、生きて虜囚の辱めを受けずという戦う一択の思考はダメ。戦争指導には軍事的合理性が重要。退避した兵士に敬意。— 橋下徹 (@hashimoto_lo) May 17, 2022
「もっと早く投降すべきだった」という批判には、ウクライナ人が激怒。
「生きて虜囚の辱めを受けず」という日本軍の戦陣訓を持ち出したところに悪意を感じる人もいます。
「生きて虜囚の辱めを受けずという戦う一択」という人は元より誰もいなかったから、勝ち目がなくなったら降伏した訳です。又、ここまで彼らが頑張ったからウクライナはキーフ等で持ち堪えたえられたのであり、残酷な様で、そういう全体的戦略を考えるのが司令官です。この人の屁理屈の解説は無用です。 https://t.co/67k9U4Jx80
— 米山 隆一 (@RyuichiYoneyama) May 17, 2022
「国民を助けなかった」例として沖縄戦を引き合いに出したことにも、批判が集まっています。
橋下さんの「戦争ではまず一般市民を退避させろ」という珍説には「どうやって退避させるのか」と疑問が出ています。
日本が武力攻撃を受けた時、瞬時に1億2千万人を国外の安全な場所に避難させるという計画を立てれたら、橋下徹氏は世界を変える。
早く計画書を作成して公開してほしい。
議論はそれからだろう。 https://t.co/iMrkAu85nJ— 篠田英朗 Hideaki SHINODA (@ShinodaHideaki) May 18, 2022
橋下さんは、戦争の意味を取り違えてるんじゃないでしょうか。
軍がまずやるべきなのは、侵略を防いで「国家主権」を守ること。国家を守らないと、民間人の安全は守れない。退避したって無防備だったら殺される。プーチンはチェチェンで無抵抗の民間人を20万人殺したんですよ。 https://t.co/UtcuQKfwKH
— 池田信夫 (@ikedanob) May 18, 2022
昔は橋下さんと仲のよかった有本さんも、日本軍を侮辱する橋下さんに「吐き気がする」。
ウクライナ大使は私のインタビューで「私達は国民の命を何より大切にするから慎重に作戦を進めなければならない」と仰っていたよ。あなたは他人を「頭が悪い」「勉強しろ」と罵るわりには、吐き気がするほど頭悪いね。軍は敵を足止めすることでも国民の命を守るんだ。硫黄島や占守島の戦いを勉強しろ。 https://t.co/cb26vkc8wZ
— 有本 香 Kaori Arimoto (@arimoto_kaori) May 18, 2022
ロシア軍は米軍と違って、投降した兵士を虐殺する伝統があります。プーチンもシリアやチェチェンで、民間人を数十万人殺しています。
沖縄では日本軍が早く投降していたら犠牲は少なかったかもしれませんが、そのおかげで本土決戦の前に終戦になり、今の私たちの命があることを忘れてはいけないと思います。