新型コロナ対策の「持続化給付金」を家族で少なくとも計約9億6千万円の不正受給をした詐欺の容疑で、警視庁は谷口光弘容疑者を指名手配しました。
三重県の家族3人を逮捕しましたが、光弘容疑者本人は海外に出国してしまったようです。
役所の杜撰さに呆れるばかりです。氷山の一角ではとも。
性善説でのシステムの設計は、厳しいものがあります。
光弘容疑者は、給付金受給のセミナーを開いて名義人を集めて、960件以上について不正に給付金を受け取っていました。100万円が給付される個人事業主として申請をしていたと見られます。
不正受給は必ずバレるそうです。そうであってほしいものですが、その数があまりにも多ければ、追跡できなくはならないでしょうか。
同じ時期に九州でも不正受給が発覚しています。
昨年明るみになった盛岡の生活保護費の不正受給を見ると、公務員の仕事も部署によってはかなりハードなようです。けれども、そこでこそお役所仕事の原理原則は守ってほしいところです。
先日の山口県阿武町の4630万円といい、役所の倫理観が問われています。