東京都医師会は、新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けを、季節性インフルエンザと同じ5類に近い「5類相当」に見直す案を発表しました。
14日の会見で東京都医師会の尾崎治夫会長が発表した案では、保健所による健康観察や就業制限などもなくして、届け出と医療費の扱い以外は季節性インフルエンザ同様の対応とするものとなっています。
ようやくという感じですが、新型コロナウイルスをはやく5類にすべきだという声は、以前から多く見受けられていました。
重症者ゼロの病気を5類にできないってどういう理屈なのか。まったく理解できない。https://t.co/2ebWVcr4fM
— 説教おじさん (@partyhike) June 14, 2022
医療界全体としてはどのような思惑が働いているのでしょうか。
都が遂に重症者0人となった。現行基準で統計を取り始めた2020年4月以降初めて。オミクロン株は重症化しないのだから当り前。だが“2類相当以上”を絶対外さない岸田政権。1日1ベッド43万円の空床補償で年間1兆1千億円余の税金分捕りに必死の医療界。5類引き下げを許す筈がない。 https://t.co/0YduHvs784
— 門田隆将 (@KadotaRyusho) June 14, 2022
6月13日の参議院決算委員会では、自民党の小野田紀美議員の「感染したと言っても周りに影響がない仕組み作りの方が余程、感染抑止になる」という発言がありました。野党からは小野田議員にヤジが飛んだそうです。14日の国会で岸田首相は「感染5類への変更は今は現実的でない。タイミングを見て。」と述べるにとどまりました。
小野田紀美「『5類に』と言うと『把握・隔離は重要』と言われるが、日本人の心を考えれば『喉痛いけど言えば学校止まっちゃう』『保育園止まったら他のお母さん達…』と言えない状況があると、余計に広がるのでは。『感染した』と言っても周りに影響がない仕組み作りの方が余程、感染抑止に資する」 pic.twitter.com/QoAa41Hp4f
— ピーチ太郎3rd (@PeachTjapan3) June 13, 2022
現場で働いているお医者さんはみんなわかっているようです。
医師限定会員サイトで
「未だに5類になっていないほうがおかしい。肺炎にならないコロナは他の風邪と一緒」
の意見に対し賛成42反対2
「タミフルのような安価な薬がないし、若者の接種率が低いので5類は無理」
の意見に賛成10反対43なんだみんな分かってんのか
┐(´д`)┌ヤレヤレ— 森田洋之@「医療」から暮らしを守る医師/「人は家畜になっても生き残る道を選ぶのか?」発売中! (@MNHR_Labo) June 14, 2022
後藤厚労相が「マスク着用など対策緩和は現時点で現実的ではない」と述べましたが、その日の東京都の重症者はついに0人となりました。厚労省はこれからどのような動きをするつもりでしょうか。
東京都医師会までもが屋外原則マスク不要、5類相当への見直しを提言して、厚生労働大臣がワクチン統計改ざんを謝罪って今日もうハットトリック
— ののわ (@nonowa_keizai) June 14, 2022
それよりも、マスコミの報道が変わらないことには、その報道に影響されてまだまだ怖がる人が多いと思われます。
重症ゼロになっても、コロナをエボラ並みの一類相当から変えない。重症化を抑える効果しかないワクチンを打てとCMを流し、補助金の条件に接種済みを入れる。政府のやっていることの異常さ。それを指摘できないジャーナリズム。https://t.co/NIJwHNewdI
— 戯画兎 (@giga_frog) June 14, 2022
誰のことを考えているのか、もはや政府も専門家も混乱しているように見受けられます。学校で行動を強制されている子供たちと、病院・施設で諸々強制されている高齢者を早く解放してあげてほしいものです。
新設する「指定感染症5類感染症全数把握対象疾患相当」にうつすよう提案。
なんでもいいから、学校で諸々強制される子供達と、病院・施設で諸々強制される高齢者を早く解放してください。
新型コロナ: 東京都医師会、新型コロナの分類見直しで独自案: 日本経済新聞 https://t.co/qnVzR6XQcp
— 森田洋之@「医療」から暮らしを守る医師/「人は家畜になっても生き残る道を選ぶのか?」発売中! (@MNHR_Labo) June 14, 2022