いよいよ参議院選挙

今国会が閉会しました。6年たったんだなと感慨深いものがあります。これからは選挙モード一色です。まあ、この数か月もかなりそうだったのですけれど。大阪と東京日帰りみたいな毎日だったのに、そんな中で夜中に本を書いたりしていたので、とてもブログやYoutubeをやる余裕がなく、しばらくぶりになってしまった次第です。

議員席から見た議場 参議院HPより

丁度この2か月ぐらい国際的にも自分にとってもいろいろなことがあり、いろいろ書きたいことは山のようにあったというのに。私がロシア政府からの63人の入国拒否リストに、まあまあ選ばれた感じで上位で入ってしまったり、外交では、日米首脳会談、QUAD首脳会談があったり、韓国は保守政権に変わったり、。。。

ともあれ、

6月22日公示、7月10日の日程で参議院選挙が行われます。私にとって2期目の挑戦。6年前の最初の選挙は、正直、23年間も外交官・外務官僚であった自分にとっては、選挙のことは全く右も左もわからず、ただ言われるままに頑張って戦った選挙で、大変だったが怖くはありませんでした(無知とは最強ということです)。

今回は、政治家としてある程度物事が見えているので、正直怖いなあと思います。大阪は昨年の衆議院選挙区で小選挙区で自民党が全敗した本当に厳しい選挙区です(他地域の人には多分わからない。。)。自民党にとっては、6年前とは比べものにならない逆風状況。実績や情熱ではだれにも負けないつもりですけれど、正直、候補者を見てくれるかどうかわからないからなあ。。。

6年といえば小学生が卒業できるぐらい長い時間なわけで、実際、小さかった子供達は中学生と小学生になりました。子育てしながら国会議員というのはかなり大変でしたが、それでも、自分がやるべきだと思ったことはやってこられたなとも思います。

ここには書けないけど韓国との歴史戦、防衛力強化、女性活躍、子育て支援、マイナンバーカード、憲法改正・・・いろいろありました。

夫婦の衡平な家事育児分担は、私の「心の中の黒い手帖」に長らく書き込まれた案件でしたが、2019年、つまり3年前に私が立ち上げた「男性育休義務化議連」の提言を基に育休法改正が実現し、本年10月から「産後パパ育休」として施行されることになりました。

プッシュ型で企業の方から聞いてくれますので、「男のくせに」というプレッシャーもなく、また、一部仕事しながら使っても、分割して使っても構わないとても使いやすい男性だけのお得な制度です。是非使ってくださいね!

小学校高学年からでも読める子供版の防衛白書「はじめての防衛白書」も、私が防衛大臣政務官の時に提案して実現したものですが、当初防衛省のHP上にPDFで掲載されただけだったのですが、好評につき書籍化されました。本年も継続して出版されます。中学生だって5年もすれば有権者です。より現実的な安全保障感覚のある大人が増えれば日本の安全保障体制もより強固になると思うのです。

中1の娘に、せっかく自分が防衛大臣政務官になったんだから日本の防衛のことを教えようと思ったときに、「丁度良い教材が存在しない!」ということに気付いたのがきっかけで作成を提案したものです。子育て中の国会議員がいるといいことがあるということかとも思います。

撤退企業が相次ぐ防衛産業の立て直しも喫緊の課題だと考えていましたが、これも、有志と勉強会を作って提言をまとめ、関係省庁やキーパーソンたちにインプットしたり、また、自分自身が、国際会議や大規模セミナーにパネリストとして出席する際には必ず国が全面に立って海外装備移転(要するに「輸出」ですね)を訴えてきました。

企業にリスクを負わせるのではなく、国が全面にたって一緒に取り組むべきこと、移転三原則の運用を緩和することも含め訴えてきましたが、国家安保戦略改訂でも反映されるものと思います。

今国会では、大阪かんさい万博推進本部事務局長として万博成功に取り組んだことや自民党の女性健康小委員会の事務局長に就任し、更年期障害を社会課題として正面から取り組んだこと、本日成立したAV被害防止法案にPTメンバーとして取り組んだり。

テレビの討論番組に沢山出演させて頂き自分の考えを発信したり、本を書いたり、6年以上前の外務官僚・外交官時代にはなかったことを様々経験させて頂いたりもしました。

長かったような短かったような、、、この6年間のことを走馬灯のように思いかえし、改めて、応援して下さった皆様のおかげだと思います。ありがとうございました。政治家は、ここで一旦首を差し出し、もう一度、私に仕事をさせていただけませんか、と国民の皆様にお願いをします。

それが選挙です。ロシアによるウクライナ侵略で、プーチンがロシアという偉大な国の未来をこれ以上ないぐらい真っ暗にしているのを見るにつけ、独裁体制じゃなくて本当に良かった!としみじみ思います。

自分の持っている媒体だけで自分の活動や信条や政策の全てを伝えることはとても困難なことだと思いますが、これからできるだけ、できれば毎日発信していきたいと思います。できるだけ、これからやりたいことを書きたいと思いますが、この2か月ほど全然ブログしていなかったのもあって、え、今更その案件、というのも取り上げる可能性もありますが、その際はご容赦を。

多分、この選挙の候補予定者となっている今が一番、私に関心が高まる時期ですよね。なので、自分がみなさんに伝えたかったことをできる限りいろんな媒体で伝えていきたいと思います。二度とないチャンスかもしれませんから。

改めて、皆様、この6年ありがとうございました。私にとっての戦いが始まりました。6年前、清水の舞台を降りるような気持ちで政治という未知の世界に挑戦し、皆様のおかげで国会議員としての活動の場所を与えて頂き6年が経ちました。まだやるべきことがあります。

「危機の時代」に入った今、日本が正しい挑戦をして、この危機の時代を潜り抜け、次なる繁栄に向かうこと。次世代の若者たちに日本をちゃんと引き継いでもらえるように。お、ちょっと大上段だったでしょうか。でも本当にそう思うんですよね。ともあれ、お付き合い頂いた皆様本当にありがとうございました。一旦は6年の区切りです。そして、これからもどうぞ宜しくお願いいたします。


編集部より:このブログは参議院議員、松川るい氏(自由民主党、大阪選挙区)の公式ブログ 2022年6月15日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は、「松川るいが行く!」をご覧ください。