海外に行けば行くほど実感する「日本の素晴らしさ」

昨日、モンゴルから帰国しました。モンゴルのゲル(遊牧民の移動住居)を訪問したり、乗馬を楽しんだりとモンゴルならではの素晴らしい経験ができましたが、食事に関しては肉料理が続き、こってりとした味付けに徐々に飽きてきました。

帰国するとお昼過ぎでしたが、家に帰る前に思わず立ち食い寿司店に吸い込まれるように入ってしまいました。高級店ではありません。ハイボールにお寿司をお好みで6貫ほど食べて、お会計は3000円。日本ならではの素晴らしいコストパフォーマンスです。

夜も予定が無かったのですが、どうしても焼き鳥のレバー(写真)が食べたくなり、1人で近所の焼き鳥店に出かけてしまいました。こちらも食べすぎくらいに注文して会計は6000円ほど。クオリティを考えれば、納得の価格です。

当たり前のように暮らしている日本ですが、海外に出かけるとその素晴らしさを再認識します。

夜中に歩いていても安全で、清潔な街。コンビニが24時間営業していて、好きなものを好きな時間に手に入れられる自由。フレンチから日本食まで、ハイクオリティでバリエーション豊かな飲食店。そして、数百円で食べられるファストフードの恐るべきコストパフォーマンス。

このような快適な環境が提供されている国は、日本しかありません。海外では、どんなにお金を出しても、手に入れられるものに限界があります。

確かに、気候と行動マナーにはうんざりすることもあります。

春先の花粉症には毎年悩まされますし、梅雨から夏にかけては湿気が多く、東南アジアよりも体感温度は高いのではないかと思うくらいの暑い日が続きます。

また、相変わらず街にはマスクをしている人がほとんどで、コロナ感染防止というよりも同調圧力から面倒になってマスクをしているのが実態のように見えます。私も電車の中では、無用なトラブルを避けるためにマスクをしています。

しかし、これらのデメリットを考えても、遥かにメリットの方が大きいと、海外に行く度に実感します。

年齢を重ねれば、体力も気力も衰え、今以上に日本にいることに価値を感じるようになる。そうなると日本に「ひきこもり」になってしまうかもしれません。そうならないうちに、行ったことの無い世界の国々を巡っておきたいものです。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2022年7月26日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。