新型コロナウィルスの陽性者数が、再び日本で急拡大し、医療インフラの逼迫という深刻な状況になっています。
しかし、陽性者数は増えても、重傷者数増加には必ずしもつながっていません。年配者や基礎疾患のある人以外にとっては、もはや「ただの風邪」と言える状態ではないでしょうか。
にもかかわらず、日本国内においては相変わらず「特別な病気」と捉えられているのが不思議です。
その影響で飲食店は再び厳しい経営環境に陥っています。
私が経営している銀座のワインバーも、先週から団体の予約のキャンセルが目立ってきました。
新型コロナに感染している人が、外出を控える場合もあれば、感染拡大を懸念し予約を一旦キャンセルするケースもあります。
飲食店にとっては、直前のキャンセルは大きな痛手です。
そして今までと異なるのは、営業自粛協力金のような飲食店に対する公的な経済的サポートがなくなったことです。
ここ2年程の営業自粛期間には、1日数万円の手厚い補償があり、小規模な店舗では、営業しているよりも利益が大きくなる位の大盤振る舞いでした。
しかし、今回は売り上げの減少がリアルに店舗の経営状況に響いてきます。
SHINOBY‘S BAR 銀座においても、売り上げが伸び悩んでおり、このままの状態では「閉店の危機」が迫ってきました。
大規模な飲食店だけではなく小規模なお店も、これから本当に厳しい淘汰の時代を迎えると思います。
2年前のコロナ渦の時には、たくさんのお客様にこちらのサポートをお願いして、助けてもらい、何とか営業を継続することができました。このプレミアムクラブの募集は、今も継続して受け付けております。
SHINOBY‘S BAR 銀座は、9年前に開店した思い入れのあるお店ですが、利益が出ない状況が続けば、残念ながら撤退せざるを得ません。年末までが勝負です。
ブログ読者の皆様には、ご利用を心からお待ちしています。
SHINOBY`S BAR 銀座
東京都中央区銀座5-10-10 6階
03-6280-6757
※写真は開業当初からの人気定番メニューの焼きトリュフリゾットです。
編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2022年8月6日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。