日本維新の会は27日、臨時党大会で代表選の投開票を行い、馬場伸幸共同代表を新代表に選出した。はじめに、出馬した3名の候補と運営に関わられたすべての方々に、敬意と感謝の意を表したい。これから馬場代表の下、一致団結して党勢拡大に努めていく。
残念ながら、私が推薦人となった足立康史候補は敗北。応援して下さった党員・支持者の皆様には申し訳ない気持ちでいっぱいだ。足立氏は捲土重来を期すべく、さっそく全国行脚に出発している。今後も微力ながら、何かお手伝いできればと思っている。
維新初の代表選を終えて-何と戦い、何に負けたのか。-|衆議院議員 足立康史 @adachiyasushi #note https://t.co/ESxtOqZfIA
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二週間の党代表選挙を終えて、思いをつづりました。明日は奈良にうかがいます!リスタートです!!— 足立康史 衆議院議員 (@adachiyasushi) August 27, 2022
今回の代表選を振り返って思うことは、梅村みずほ候補も指摘していたが、志ある者なら推薦人を集めて誰でも手を挙げ、オープンで活発な論戦が行われるのを観たかったということだ。これは、多くの党員・支持者の声でもある。メディアでは、水面下の様々な動きが伝えられている。
日本維新の会 代表選挙
開票結果☑馬場氏 8527票
☑足立氏 1158票
☑梅村氏 1140票馬場氏が新たな代表に選出されました。https://t.co/vDeZxJ9v10
— NHKニュース (@nhk_news) August 27, 2022
【旗印なき継承 維新代表選】㊤「動くな」松井氏自ら切り崩し 党内融和に腐心の船出 https://t.co/RHAs4ALCmq
— 産経ニュースWEST (@SankeiNews_WEST) August 27, 2022
<維新・代表選>松井代表は馬場議員を実質“後継指名” 背景に“焦り”? 結党以来初の代表選 カギを握るのは“大阪票”:カンテレhttps://t.co/VFOAkaSndI
最初に松井代表が『誰でも出てきてくださいよ』と言って開かれた選挙が…結局“実質後継指名”をして、一般党員の方からも「出来レースみたいや」— junjun (@H_hikozaemon) August 15, 2022
東京の一地方議員である私が詳細を知る術はないが、こうした報道を見るにつけ、さらに不正行為を働いた議員がいたことも輪をかけて、多くの党員の投票意欲を殺いだ感があるのは否めないだろう。
今回の有権者は、議員などの特別党員586人、一般党員19293人の計19879人で、等しく1人に1票が与えられていた。結果は、投票総数11054票のうち、有効投票数10825票、馬場氏8527票、足立氏1158票、梅村氏1140票だったが、実に8825人が棄権している数字は見逃せない。一般党員の半数以上は、大阪在住者でもある。
「馬場維新」発足 全国政党化へ険しい道のり https://t.co/hES3I0X4Y5
次の関門は来春の統一地方選で、維新は地方議員を1・5倍の約600人まで増やす目標を掲げている。馬場氏は就任後、さっそく全国遊説を再開する方針だ。
— 産経ニュース (@Sankei_news) August 27, 2022
いずれにせよ、われわれ維新議員の最大の命題は、全国政党化である。そのためにも、敗れたとはいえ、足立氏が提案してきた「どこまでも透明で公正公平な党組織」の下での「党員民主主義」の確立は、今後の維新にとってキモとなる、絶対条件の理念であるはずだ。
代表選で明らかとなった課題を消化しながら、まずは自民党と対峙できる現実主義の野党第一党として、確固たる地歩を固めなければならない。馬場代表を先頭に、東京での勢力拡大に邁進したい。