「豪州の電気代は高騰していて、LNGを輸出するぐらいなら、国内需要に対応して安価にLNG発電をすべし。そのためには輸出規制をしなければ・・・」という趣旨の意見がオーストラリアの消費者団体から挙がっています。
そのタイミングで
を読んで(視聴して)、僕の考えることをツイッターで呟いたら、結構な反応がありました。
「そのうち、海外は怒りだすと思います。自分のところで20基の原子力を動かせば電気足りるのに、動かさないでLNGや石炭の価格を吊り上げている。発展途上国からしたら、たまったもんじゃないと思います。日本には、世界に対して、使える原子力を最大限使う責任があると思います。」
そのうち、海外は怒りだすと思います。自分のところで20基の原子力を動かせば電気足りるのに、動かさないでLNGや石炭の価格を吊り上げている。発展途上国からしたら、たまったもんじゃないと思います。
日本には、世界に対して、使える原子力を最大限使う責任があると思います。 https://t.co/9mON8v2Ly9— ノギタ教授 (@Prof_Nogita) September 2, 2022
オーストラリアの人も、今までの超友好関係と長年の資源の輸出での信頼関係があるので、冒頭のニュースのように日本へのLNGの安定的な輸出は確約していますが、内心は「なぜ発電できる原子力発電を再稼働しないで、LNGの安定供給を押し付けるのか?」「そのせいで我々は電気代が高いままなのは納得いかない」と思っているはずですし、最近の電気代をみて僕自身も感じているところです。
「日本の原子力発電の再稼働は世界中のエネルギー安全保障とLNGや石炭の価格抑制に貢献するから、即再稼働すべし」と今まで僕は思ってツイッターなどで発言してきましたが、今は「日本の原子力発電の再稼働が遅れているせいで、エネルギー安全保障でEUには迷惑をかけ、LNGと石炭価格の暴騰を引き起こして発展途上国には恨まれるから、即再稼働すべし」と変わりました。つまり、原子力の再稼働は世界への貢献というより、世界への義務だと言うことです。
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動画のノギタ教授は、豪州クイーンズランド大学・機械鉱山工学部内の日本スペリア電子材料製造研究センター(NS CMEM)で教授・センター長を務めています。