ロンドンのウェストミンスター寺院で行われたエリザベス女王の葬儀に、天皇、皇后両陛下が出席された。
皇后陛下は、前日の歓迎レセプションと議事堂でのお別れには参加されず、心配されたが、葬儀には出席され安堵した国民も多いだろう。
両陛下は日本出発時は白いマスク、現地到着時には黒いマスクを付けられていたが、今回は他の参列者に合わすために、ひさびさにノーマスクでの参加となった。
これを機に、お姿をお見せになることが少なく、とくに、地方公務は他の皇族はされているが、これまでのところ両陛下はすべてオンラインだったが、10月の栃木国体からは、両陛下おそろいで地方の人たちにお姿をお見せされることになろうし、うれしいことだ。
また、愛子様は両陛下に感染させたらたいへんといって三年間、大学への通学を含めていっさい外出されていなかったが、もはや海外でノーマスクで過ごされたのだから、その必要もあるまい。安心して、実り多い学生生活を秋学期からはじめていただくことにして欲しい。
そもそも、地方公務をされないとか、愛子様が通学されないとかいうことは、無理に美談(たとえば、通学されないのが親孝行ですばらしいとか)に仕立てるのは不適切で、好ましいことでない。だから、宮内庁が神経過敏にならずに、責任逃ればかりせずに、もっと早く実現して欲しかったことで、エリザベス女王の遺徳のお陰で正常化すれば感謝せねばなるまい。
また、日本人が必要以上にマスクすることをやめるきっかけになれば嬉しい。顔は人間の個性や気持ちを表現する上でも不可欠だし、健康などの異変に気付くためにも重要な情報ソースだ。お医者さんで、患者さんにマスクをとってくれというと嫌がるひとがいると嘆いている方もおられたが、冗談でなしに、生命に関わることもあると思う。
天皇陛下の序列はマレーシアの国王の次で第6列。なぜかを解説。
どういう序列だったかというとBBCの映像が外国要人をほとんど映してくれなかったので詳細はまだ不明だが、テレビの数少ない映像とAFP=時事で流れてきた画像でその他では、隣は2019年1月就任のマレーシアのアブドゥラ国王(画像検索でモルディブのイブラヒム・モハメド・ソリ大統領2018年11月17日就任と出たのですがその後アブドゥラ国王と判明)。その前列はヨルダンのアブドゥッラー2世と世界一美しい王妃といわるラーニア王妃。
英連邦のうちエリザベス女王を君主としていた14か国の総督などは英国王族などの後ろの席。外国代表の席では、どうも、前列に英連邦のほかの国が並び、そのうしろに、君主も大統領も関係なく国家元首就任か、君主が優先で、大統領などがその後ろかは確認できないが並んで、日本の天皇陛下は第6列、アメリカ大統領は第14列だった。
英連邦の国々が別扱いなのは、英国の特殊事情だが、外交的序列は、肩書きに関係なく国家元首間でも大使間でも就任順で、時には君主優先もあるということ。君主相互では肩書きはスルタンもエンペラーもキングも一緒。あと、元君主も列に加わることがあって、エリザベス女王の60周年記念式典の会合で、ルーマニアの元国王が最上席で、上皇陛下は9番目ということもあった。
なお、今回の席次については、集合写真があまりないのと、人の間違いと、解釈の間違いでの情報が錯綜しているので、修正がありうるので悪しからず。