「どうせ野党はバラバラだろう」と驕る自民党を時にはピリッとさせる

こんにちは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。

立憲と維新、旧統一教会被害救済法案まとめる 特別補助を盛り込む
https://mainichi.jp/articles/20221012/k00/00m/010/249000c
霊感商法に刑事罰も 立憲と維新、被害者救済法案を共同提出へ
https://www.asahi.com/articles/ASQBD63HMQBDUTFK019.html

本日、立憲の長妻昭政調会長と

・悪質寄附等の被害救済法案
・通園バス事故防止法案

(両方とも略称・仮称)

の2つの議員立法について、共同提出をすることで正式に合意をいたしました。

いやはや、ここに至るまでは紆余曲折・ハードネゴシエーションがありました。

通園バスについても「装置の義務化」という解決策の妥当性について議論がありましたし、悪質寄附の被害者救済法については方向性は一致しながらも

・いわゆる上限規制(目安として明確な数値を法案に書き込む)
・特別補助制度の導入(本人以外による取消権の行使)

については温度差があり、とりわけある種の「上限規制」については維新として譲れない部分でした。

こりゃまとまらない可能性もあるな、政策が一致しないならそれもやむなし…と思いながら。連日の政調会長会談・実務者会議。

しかしながら、実務者協議の窓口を担った前川きよしげ議員と串田誠一議員の深い専門知識や熱い想いもあり、最終的には立憲側にご理解をいただき法案がまとまりました。

おそらく消費者契約法の改正というミニマムな提案をしてくる政府に対して、「出口」である行政罰・刑事罰を盛り込み、取消権に実効性を持たせる目安や特別補助制度を搭載した対案は、被害者救済にとって圧倒的に優れた内容になっていると思います。

また、改めて取り上げますが通園バス事故防止についても、高木かおり参議院議員・堀場さち子衆議院議員が中心となり、難しい調整を完了することができました。心強い仲間たちに感謝です。

これから党内での手続きや、最終的な条文化作業を進め、できる限り早期に(最速なら週明けを目標に)提出へと動きます。

会談終了後の記者会見でも申し上げましたが、政府与党は

「どうせいつも野党はバラバラだろう」
「維新はうち(自民)としかやらないだろう」

驕り緩んでいる部分があるのではないかと思います。それゆえに、国民にとって必要なことが何一つ進まない。

あくまで是々非々ながら、政策が一致するところでは協力して政府与党に対峙をしていく。自民党に緊張感をもたせ、政策論争を行い実現を目指す。

選挙協力に至る可能性は一切ありませんが、引き続き虚心坦懐に「政策ベース」で立憲民主党を含む他党との協議を続けてまいります。

記者会見の模様はこちら。

それでは、また明日。


編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2022年10月12日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。