水際対策緩和による来日客急増が招いた思わぬピンチ

昨年末に思い立ってグルメな友人と2人で始めた「ミシュラン三つ星スタンプラリー」。これは東京でミシュランの三つ星をとっている12店舗を1年で制覇する試みです。

年初から快調に予約を取りまくり、予約困難店も友達や知り合いのツテを頼って、なんとか行くことができました。

現時点で残っているのは、12店舗のうち恵比寿にあるジョエルロブションだけになりました。恵比寿ガーデンプレイスにあるお城の形をした建物の2階と3階にあるフレンチです。

このレストランは、2ヶ月前からネットで一般予約可能です。またフレンチレストランなので比較的席数が多く、寿司店のようにすぐに満席になる事はなさそうだと思っていました。

ところが、今週になって予約を取ろうとすると、ネット上では年末まですべて満席になっています。12月後半はまだこれからの予約になりますが、何だか嫌な予感がしてきました。

お店に電話しても話し中が続き、なかなかつながらず、ようやく予約担当の方と話ができたのですが、なんと2ヶ月先まですべて満席となっていました!

予約が急に困難となった理由は、水際対策緩和により外国人観光客が大量に来日しているからだと推察しています。

円安により日本の飲食店は外国人から見ると、大バーゲンセールになっています。

例えば、ジョエルロブションの場合、1番高いプリフィックスコースでも30,000円(サービス料12%別)です。

1ドル=150円とすれば、200ドルで最高レベルのフレンチが食べられるのです。パリやニューヨークの同レベルのお店と比べれば、おそらく半額以下。日本に来るグルメな外国人なら、行ってみようと思うはずです。

外国人に良く知られた国内の高級飲食店が予約困難店になるのは、少し考えれば予想できるはずです。

満席と言われても引き下がらず、何とかいくつかの日程でキャンセル待ちをお願いしましたが、もしかしたら年内の訪問は難しいかもしれません。そうなると目標としていたスタンプラリーの達成ができなくなってしまいます(涙)。

もし、特別な予約が取れる方法をご存知の方、あるいは予約を譲っても良いというようなとても親切な方がブログの読者にいらっしゃれば、お助け下さい。

全日本脇甘教の教祖「脇山甘男(わきやまあまお)」を自ら名乗るくらいの相変わらずの脇の甘さですが、きっとこれから何とかなると、まだ楽観的に考えています。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2022年10月25日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。