ソーテルヌへの旅。ソーテルヌのプルミエグランクリュの一つ、シャトー・ラフォリ・ペレゲへ。
この季節のソーテルヌ、初体験。セミヨンは、高貴なる腐に包まれている。早速お味見。貴腐により極薄になった皮は、舌で押すほどもなく溶けていく。これぞ甘露・・。おいしさにとろけ、味見が止まらない。
このシャトーは、クリスタルメゾンラリックがオーナー。なので、内装は全てラリック。
Dejeuner dans des vignes de Semillon.
貴腐を纏ったセミヨン畑に囲まれて、今年ミシュラン2つ星になったジェローム・シリング(おめでとー!)による、田園風ランチ。
ジェロームの故郷アルザスからやってきた極上シャルキュトリーや、ご近所バザス牛(ここの牛、大好き♪)のタルタルなどを、ラフォリ・ペレゲのさまざまなワインと共に楽しむ。
シャトー・ラフォリ・ペレゲは、ソーテルヌのプルミエグランクリュだけど、そのセカンドや、ボルドーの辛口白、ロゼも作っている。ちなみにオーナーは、サンテミリオンにもいくつかシャトーを持っている。
Chouette balade dans les vignes de semillon en trotinette VTT (donc, TTT)
Depart de Chateau Lafaurie-Peyraguey, on passe Le Ciron, encourage des vendangeurs et salue a Chateau d’Yquem.
葡萄畑ランチ後は、ヴァンダンジュの季節を迎えたセミヨンの葡萄畑を、オフロード用キックボードで(サドルなしの電動マウンテンバイクのイメージ)でツーリング。
シャトー・ラフォリー・ペラゲからスタートし、ヴァンダンジュの人たちを励ましたり、ソーテルヌの貴腐を生み出すシロン川を愛でたり、ラフォリー・ペラゲのお隣のイケムに敬礼したりしながら、起伏激しいワイルドな道をガシガシ進む。
1時間のツーリング。かなりの運動量なので喉が渇く。時折とまって、貴腐セミヨンをこっそり摘んで喉を潤す。
普通のキックボードで葡萄畑をめぐる、というのは他の地方で見たことあったけど、オフロードをVTT(というかとロティネットなのでTTTね)で、というのは初めて。楽しい〜。またやりたい♪
ホテルゲストへのアクティヴィティとして提案しているそう。滞在時、お天気がよければぜひ!車や徒歩では味わえない、葡萄畑体験を楽しめる。ガイドがついてくれるので、安心。
(後半につづく)
編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々4」2022年10月15日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々4」をご覧ください。