将棋の第81期名人戦A級順位戦で、佐藤天彦九段が、永瀬拓矢王座との対局中に、マスクを一定時間以上着用しなかったことで、日本将棋連盟の規定により反則負けとなりました。マスクの着用義務違反で反則負けとなるのは初めてだそうです。
佐藤天彦九段、マスク不着用で反則負け 将棋名人戦・A級順位戦https://t.co/UYfsEyePyj
名人戦A級順位戦で佐藤天彦九段が一定時間マスクを付けずに対局し、反則負けとなりました。マスク着用違反で棋士が反則負けになるのは初。
佐藤天九段は「注意も受けていない」と反論も判定は覆りませんでした。— 毎日新聞 (@mainichi) October 28, 2022
現役棋士から将棋に関心のない人までを巻き込んで議論が広がっています。
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馬鹿げたルールはやめるべきだという声が多いです。
「将棋の佐藤天彦九段、対局中にマスク着用せず反則負け」
ルールはルールだというのでしょうが、そろそろこんな馬鹿げたルールやめませんか?一言も喋らず次の手を考えているのになぜマスクがいるのか?マスク専門家の方、説明して下さい。 https://t.co/i3QOgku7zZ
— 稲垣昭義 (@dream21ai) October 28, 2022
馬鹿げた規制は世間の空気だったという指摘も。
私は将棋を観る界隈の人間ですが、最初は対局中の棋士のマスクは本人の自由だったのに内部の棋士女流棋士や中継を見てるファンの猛烈な苦情申し立てにより不織布マスク必須になったのです。
本当に馬鹿げています。
将棋界隈以外からもおかしいじゃないかともっと声を上げてほしい。
文化の損失です。— あざこ@みんな起きてください (@gGS5Q5EiievD8i2) October 28, 2022
天才を殺す凡人という指摘も。
悲しいですが、科学は感情や空気に勝てません。
永瀬王座が指摘したことに疑問の声が多数あがっています。
佐藤天彦九段は、「6時間近い」長時間の対局の中で、マスクの苦しさに耐えかねてマスクを外した。永瀬王座は、早速「反則ではないか」と関係者に指摘。反則負けが成立した
そこまでして勝負に勝ちたいのが将棋の王座の品格なんだろうか。将棋の王座ではなく、我慢大会の王座に名前を変えたらいいのに https://t.co/bF6IMl3CZG pic.twitter.com/ltaTKyWOpO— You (@You3_JP) October 29, 2022
しかし、永瀬王座が気になって集中できなかった可能性は高いです。「そこまでして勝ちたいのか」と非難されるのはさすがにかわいそうな気がします。
将棋はマスク無しの方が明確に有利に思考できます。
正当な理由なく長時間マスクを外された側はその不公平さに著しく精神を乱されます。指摘するかどうかなど、余計な思考や配慮を強いられ、まともに将棋の手を思考できなくなります。
マスクを外された側の棋士が批判される要素は無いと思います。— おりた (@ageageshougi) October 29, 2022
囲碁界も似たようなものだと。囲碁界だけでないと思われます。
他人事ではないので規定を見てみると、囲碁界は立会人が注意して着用しなければ反則負け。
飲み物飲んだ時に忘れやすいんですよね。即負けは厳しいので、もう少し柔らかいルールを作れるといいかも。 https://t.co/dU42sZekXK
— 首藤瞬(囲碁棋士) (@shuto_shun) October 29, 2022
将棋の順位戦A級という最高峰の舞台で現代日本を象徴する悲しい出来事が起こりました。脱マスクの議論に繋がるといいですね。