スタバのXマスディスプレイで毎年感じる「焦り」

いつものようにスターバックスでコーヒーを飲もうと今朝も出かけてみると、昨日までオレンジ色だった店内のディスプレイが赤と緑に変わっていました(写真)。クリスマス仕様です。

日本にはアメリカのような11月のサンクスギビング(収穫祭)を祝う風習がありませんから、ハロウィンの次の季節の行事はクリスマスになってしまうのです。

それにしても12月下旬の年末行事の飾りつけを2ヵ月近く前から始めるには、違和感というより焦りを感じてしまいます。

クリスマスの飾りつけによって年末の季節感が一気に高まり、残り少ない1年を強烈に意識してしまうからです。

子供の頃は、この季節になるとクリスマスプレゼントがもらえることもあって、いつもとは違う華やかな街の雰囲気に、ワクワクしていました。

今は逆です。年齢を重ねると共に時間の経過が加速するように感じ、今年も大したことをしないうちに、あっという間に一年が終わってしまう。残りの2ヵ月で、何ができるのか。そんな気分になってしまいます。

それにしても、ハロウィンが終わった翌日に間髪を入れずクリスマス仕様に切り替わっているスターバックスのマーケティング。アメリカ発祥のコーヒーショップですが、その几帳面な対応は極めて日本的だと感じました。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2022年11月1日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。