経営危機に陥っている世界最大級の暗号資産取引所のFTXに、ソフトバンクグループが出資しており、投じた資金の全額ないし大部分が回収不能になる恐れがあると報じられました。
FTX出資企業、タイガーなど有力ヘッジファンドやソフトバンクも https://t.co/sRhNrySwt7
— ブルームバーグニュース (@BloombergJapan) November 9, 2022
FTXは、年初にはその価値が約4兆7000億円以上にもなると評価されていましたが、関連企業アメラダ・リサーチの保有資産を水増ししているといった疑念から、顧客資金が流出し資金繰りに行き詰っていました。
同業最大手バイナンスによる救済買収の話も出ましたが、すぐに撤回されました。また、同社のサム・バンクマン・フリードCEOは、すでに米証券取引委員会(SEC)の調査を受けているとのことです。
同社にはヘッジファンドなどの投資家や著名人が出資しています。
■
この危機によってソフトバンクグループも大きな損失を被る可能性があるそうです。
ソフトバンクグループはどれだけ出資していたのでしょうか。
ソフトバンクGのエクスポージャー(特定のリスクにさらされている金融資産の金額や残高、割合)に関心が集まっています。
ソフバンクGのエクスポージャーに関心集まる-FTX危機で大損失も – Bloomberg
2022年11月11日 1:11 JST
•ソフトバンクGは昨年と今年のFTX調達ラウンドに参加
•エクスポージャーは数十億ドル規模とアンバーザデ氏見積もり
.@daitojimari https://t.co/8BrbVBbKPg— Manami Ichi (@Manaming1) November 10, 2022
ソフトバンクGは10月の日経平均構成銘柄の株価上昇率1位だったようです。
注目のソフトバンクグループの決算説明会は11月11日16時30分からライブ配信が行われます。
FTXの日本法人にもすでに行政処分が行われています。
暗号資産交換業者 FTX日本法人に一部業務停止命令 関東財務局 #nhk_news https://t.co/BNxUSDVtQf
— NHKニュース (@nhk_news) November 11, 2022
仮想通貨の破綻は連鎖してしまうのでしょうか。
世界の仮想通貨の時価総額が2日で約32兆円消失しました。
交換業大手FTXトレーディングの救済買収が頓挫し投資家が投げ売り。
市場は破綻の連鎖に身構え始めています。https://t.co/k7Ao2Q09rv— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) November 10, 2022