「充実したジム」はホテルの重要な選択基準

laughingmango/iStock

旅行に出かける時の、ホテル滞在で最近変わったことといえば、宿泊先でジムを利用するようになったことです。

空いた時間を見つけて、ホテル内にあるジムに出かけて、自宅で毎日やってるのと、同じトレーニングをこなしています。

今回、京都で宿泊しているホテルの地下にあるジム(写真)は、設備が極めて充実しており、自宅よりもきめ細かなトレーニングメニューが実践できました。例えば、ダンベルの重さが1㎏単位で調整できるので、いつもより少しだけ重いダンベルに挑戦できたりしました。

不思議なことに、このホテルではジムを利用している人の数が少ないようで、いつもほぼ貸し切り状態で利用できます。京都にも外国人がたくさん来て、宿泊していると思いますが、利用者が少ないのは想定外です。

今年、カリフォルニアやハワイに出かけた時は、早朝にジムに出かけても、すでに複数の人たちが自前のトレーニングウェアで汗を流していました。しかも、日本国内とは異なり、女性比率が高かったのも印象的でした。

ハワイのホテルでは、いつ行ってもダンベルやベンチプレスは順番待ちになっていて、いつまでたっても使えず、利用するのを諦めたことがあるほどの混雑だったのです。

日本でも大きなホテルであれば、トレーニングジムが設置されているのは当たり前になりましたが、施設が充実しているところは、あまり多くありません。

国内のホテルの多くはジムスペースも小さく、ダンベルなどの機材も貧弱です。子供騙しのようなジムも存在します。揃えられているマシンをパーソナルトレーナーに写真で見せると、どこまで本気で作っているのか教えてくれました。

お部屋の快適さやスタッフの応対等だけではなく、共用施設の充実、その中でも特にジムが充実していることが、私にとってのホテルの選択条件の1つになりつつあります。

というわけで、このブログを書き終わったら、また地下のトレーニングルームに行ってきます!


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2022年12月6日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。