この冬に牛乳が大量廃棄される懸念が高まっています。しかし、11月には乳業メーカー各社は一斉に値上げに踏み切りったばかりです。牛乳の供給が需要を上回っている中で値上げに踏み切った背景には、ウクライナ侵攻や円安などの原因による飼料の高騰があるとされています。
学校給食のない冬は年間で最も消費量が落ち込むため、さらに余剰感が増すとのことです。政府や業界団体は牛乳の消費促進を呼びかけていますが、効果には疑問の声が上がっています。そもそも学校給食の有無やウクライナ侵攻が生産者の苦境の原因なのでしょうか。
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冬に入る前から、令和の酪農危機と言われる厳しい状況が続いていました。
昨年も、学校給食が休止になったことから、生乳廃棄危機が起きていました。
工夫で飼料費を下げるのはもう限界のようです。
このままでは酪農の危機だという意見があります。
酪農だけではなく、すべての農業分野で、農家の赤字が膨らんでいるそうです。なぜこんなことになってしまったのでしょうか。
ただし、このような余剰・不足が起きてしまうのは、農林水産省の行き当たりばったりの政策によるものだという指摘もあります。たった数年前にはバター不足が大きな問題となったばかりです。
https://twitter.com/valuefp/status/1588957741380669441
参考:わずか数年で、牛乳が不足から過剰になった仕組み 〜行き当たりばったりの政策 時代遅れになった過去の成功体験~ キヤノングローバル戦略研究所
失敗の裏には、成功した過去の酪農政策があります。農政の転換が問われています。