20日、日本銀行が金融政策決定会合で長期金利の上限引き上げを決定しました。
家計にも影響が及びそうです。とくに住宅ローンの固定金利は長期金利を参考にして決まり、1月以降の住宅ローン金利には上昇圧力がかかりそうです。
そのため、固定金利から変動金利への借り換えが進むとの見方もあります。
住宅ローン、変動金利への借り換え進む? 固定金利は上昇の可能性 朝日新聞
住宅ローンの変動金利は「短期金利」に、固定金利は「長期金利」に影響を受けやすいという特徴があります。
つまり変動金利は直ちには影響を受けません。
また、変動金利は、半年に1回見直しがあります。そのため、そのとき金利が上がっていれば、返済額も上昇してしまう可能性があります。
しかし、長期金利の上昇で変動金利は上がらないという見方もあります。たしかにそうかもしれません。ただ、数年後はどうなっているのでしょうか。
固定金利でもこれから不動産を購入する人は注意が必要です。
黒田総裁は自宅を現金で買ったという話もあります。李下に冠を正さずでしょうか。
仮に変動金利が上がると返済総額は増えますが、月々の返済額はしばらく変わりません。安心ですね。いや、安心しすぎないでくださいね。
金融緩和を止めて金利が上がったら住宅ローンってどうなるの? アゴラ
一方、円相場は日米の金利差縮小で円高になるとみられており、円安で進んだ輸入物価高の下落も期待できそうです。あっちを立てればこっちが立たず、ですね。