牛丼並盛280円→400円:急激な円高は吉野家に追い風か?

アゴラ編集部

牛丼並盛の値段は、280円まで値下がりした時期もありましたが、現在400円程度になっています。そんな逆風の中で、吉野家は「カフェのような内装で、ゆったりとしたテーブル席が中心の店舗」の出店を強化し、薄利多売からの転換を図っているそうです。

牛丼は材料が比較的シンプル・・・というか、原材料の塊なので原価率が高く、原材料の価格高騰の影響を受けやすい特徴があります。

吉野家の牛丼 同社HPより

しかし、このような出店戦略は論外だという指摘が多く見られます。

飲食店の創意工夫は続くものの、消費者の財布の紐はますます固くなっているようです。

現在の価格では競争力に疑問符が付くとの指摘もあります。

吉野家以外の牛丼店も、経営努力は並々ならぬものがあります。

ただし、既存ユーザーの言うことを聞いてばかりいても、あまりうまくいかないような気もします。(注、以下のフレーズはネット界隈では有名です)

牛丼はデフレの象徴であり、原因であり、結果でもありました。

しかし、急激な円安は牛丼とってチャンスかもしれません。

マーケティングって、ほんとうに難しいですね。