アメリカの調査会社であるギャラップ社の調査で、会社に貢献したいと思っている従業員の割合が日本は2022年で5%にとどまり、4年連続の過去最低水準かつ世界最低水準になったとのことです。世界平均は前年から2ポイント上昇して23%と日本との格差が拡大しているそうです。
会社に貢献意欲、日本5% 世界平均23%、格差拡大https://t.co/tmGKuddm8L
調査担当者は、長年の終身雇用制度が日本の低水準の一因と指摘し「従業員は変化の少ない職場に閉塞感を抱いている一方、会社を辞めることも難しいと感じている」と分析した。
— 産経ニュース (@Sankei_news) February 17, 2024
このレポートの分析では、長年続いてきた終身雇用制度が日本の貢献意欲の低さの要因の一つとみなしています。
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いよいよソ連末期に似てきました。
まあ日本人の仕事に対する熱意って昔からかなり低いんだけど低下が止まらない。このギャラップの調査でも下がり続けてる。いよいよソ連末期に似てきた。
— jo shigeyuki (@joshigeyuki) February 18, 2024
仕事や待遇よりも会社にしがみつくことが最適解になってしまっています。
このような環境とそれに適応したマインドセットでは上がるものも上がらなくなります。
給与とは、その貢献に見合った対価なのである。より貢献しようとするからより多くの給与を払う。その意欲のない人には、労働に対する見合いの報酬しか払われない、すなわち、同じことをしていたら上がることもない。
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— のとみい (@noto_mii) February 18, 2024
人間は身近な人と比べてしか幸せを感じることができません。正社員の人は非正規社員の人を見て留飲を下げているのかもしれません。
派遣元の人材派遣会社に貢献したところで賃金上がらずマージン抜かれるだけだし、派遣先企業に貢献したところで意欲やスキルを搾取されるだけ。
会社に貢献意欲なんぞ持てるものか。会社に貢献意欲、日本は5% 世界平均23%、格差拡大 https://t.co/TtFiLXIvlI
— 派遣のハケ子@あなたの隣の派遣社員 (@hakennohakeko) February 17, 2024
終身雇用の元ではみんながどんどん貧乏になります。
日本は不況でも正社員を解雇できないので、利益が増えても「苦しくなったときのために内部留保しておこう」と経営側は考え、正社員の互助会である労組もそれに同意する。これでは賃上げはできず、物価が上がると実質賃金はマイナスになって、みんながどんどん貧乏になります。
— 橘 玲 (@ak_tch) February 19, 2024
雇用が流動化できないのは裁判所がいちばんいけないのですが失業者の行政コストを低減する必要悪だと思っているのでしょうか。
付加価値が増えないなか、非正規雇用の賃金が上がってきているそうです。インフレは正規―非正規の格差を解消するのでしょうか。
インフレは正規・非正規格差を解消するという持論が正しいか確認するために毎月チェックしてるけど、非正規時給は鰻登りの絶好調である。
2024年1月度 アルバイト平均時給調査 全国の平均時給は1,386円 過去最高時給を更新 https://t.co/Yv83zSBj57 pic.twitter.com/JJ7sVguMRa
— 日本茶 (@nihoncha) February 15, 2024
そんな間に通貨は年々価値を失ってきています。とくに日本円は。
コーヒーとチップを入れて30ドルの朝食。ドルと言う通貨は年々価値を失っています。そして円がそんな通貨に対して連日価値を失っています。 pic.twitter.com/4RyJhqFmkN
— Emin Yurumazu (エミンユルマズ) (@yurumazu) February 20, 2024