1年前のブログに書いた、東京にあるミシュランガイドの三ツ星を持つレストラン12店舗を1年で全て訪問する「ミシュラン三ッ星スタンプラリー」を今週何とか達成しました。
比較的簡単に予約が取れるお店もあれば、和食店のようにキャパシティーが小さく、通常のルートでは予約が不可能のお店もありました。グルメな友人から席を譲ってもらったり、お店の親方を紹介してもらい、何とか達成することができました。助けてもらった皆さまには、この場を借りてお礼を申し上げたいと思います。
12店目に出かけたのは、恵比寿にあるシャトーレストラン。クリスマスシーズンにふさわしい、素晴らしいサービスとお料理のお店でした(写真)。
「一流」と評されるミシュラン三ッ星12店舗に行ってみて思った事は、三ツ星レストランといっても、その価格とクオリティーにはかなりのバラツキがあると言うことです。
トータルで1人50,000円以下で充分満足できるお店もあれば、100,000円を超える支払いに納得できないお店もありました。
ただし、一度だけで評価を決めつけるのも危険です。複数回出かけた店では、座席やお料理の内容によって満足度に大きなブレがあることに気が付きました。やはり少人数でカウンター等を利用する方が、圧倒的に満足度が高まります。これは私の個人的な好みかもしれません。
三ツ星レストランとは、最高品質の非日常を気持ちよく味わうエンターテイメント空間であるというのが私の考えです。
支払いを終えてお店を出るときに、本当に来て良かったと思え、また来たいと心から思える。それこそが三ツ星レストランの存在価値ではないでしょうか。
レストランの評価とは、主観的でエモーショナルなものだと思います。自分の好みに合ったお店を選び満足できれば、別に三ツ星でなくても良いとも思いました。ただ、そう言えるのは、三ツ星すべてのお店に行ったからだと思っています。
これから1年間に出かけたすべてのお店を、価格と価値の観点から自分なりに相対評価してみようと思います。既に来年もまた行きたいお店と、もう行かなくても良いお店の分類ははっきりしています。
編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2022年12月27日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。