財務省が発表した2022年の貿易統計(速報)によると、貿易収支は19兆9713億円の赤字となりました。赤字幅は1979年以降で最大となりました。
貿易赤字19・9兆円、過去最大を大幅に更新…歴史的な円安でエネルギー輸入額膨らむhttps://t.co/vVqTqDa1VT#経済
— 読売新聞オンライン (@Yomiuri_Online) January 19, 2023
前年から大きく赤字が増えました。2010年まで黒字だったのですが。
輸入が大きく伸びました。資源高の影響が大きいです。
2022年の貿易赤字 原油高・円安の影響で過去最大の19.9兆円。
原子力発電所を動かしたら原油の輸入を減らせるので多少はマシになるのがわかっているのにやらない政府の問題でもあるかと。 https://t.co/nnfD4mJqiA
— ひろゆき (@hirox246) January 19, 2023
過去10年で製造業は海外現地生産を増やしたので、円安だからといって輸出は増えません。
円安なのに貿易赤字が拡大する、異常な悪循環が起こっている。
新自由主義のもと「国際競争力」の名で労働コスト削減を進め、企業の海外移転が進み、経済「空洞化」が進んだ結果だ。
食料とエネルギーの海外依存の深刻化も貿易赤字を拡大した。
構造的歪みの是正が必要だ。 https://t.co/CyIc45IEOY— 志位和夫 (@shiikazuo) January 19, 2023
貿易赤字が継続すれば、さらなる円安からさらなる貿易赤字というなる可能性もあります。
貿易収支、黒字=円高要因、赤字=円安要因
長年日本は黒字体質ゆえ円高になりやすかったが構造変化から近年は赤字に陥りやすく今年特に赤字急増し円安加速。下のグラフがプラスに浮上しないと昔のような円高にはなりにくく円安定着のおそれ#貿易赤字 #為替 #円安 pic.twitter.com/bavWwRmljh— kawaseoh@為替王ブログ (@kawaseoh1) December 8, 2022
いつの時代も、円安になっても、円高になっても、問題になります。
日本の貿易赤字が常態化して、円安傾向が定着すると、食品が値上がりし、低所得層が困窮・・・。そのうち餓死者の一人も出れば、ワイドショウがセンセーショナルに騒ぎ立て、格差是正のための「円高待望論」が出てきたりして。http://t.co/mRDFj07e
— 田端@ツイッター成長請負人 (@tabbata) November 29, 2011
一方で、11月の経常黒字は過去最大の黒字となっています。海外子会社から受け取る配当金や利子収入などが、円安効果で大幅に拡大したものとみられます。
経常黒字1兆8036億円 配当伸び、過去最大―昨年11月 https://t.co/hGB1rXsnFX
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) January 12, 2023
ただし、経常赤字が定着するのも時間の問題かもしれません。
貿易黒字の「成長国」から、貿易赤字・所得収支黒字の「成熟国」へ、そして経常赤字の「衰退国」へ。これも日本の運命だが、団塊の世代と盛衰を共にするのも若い世代には気の毒。 https://t.co/UIybO6dpie
— 池田信夫 (@ikedanob) March 19, 2022