3月1、2日にインドで開かれている20カ国・地域(G20)外相会合に林芳正外務大臣が欠席したことに対して批判が集まっています。
林氏はこの場で「法の支配に基づく国際秩序維持」を重視するG7の立場を訴え、理解を求める意向でした。代わりに外務副大臣を派遣しました。
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この欠席で、世界の国々に対してどのようなメッセージを送ったことになるのでしょうか。
立憲民主党の参院幹部も予算審議を優先するよう求めていましたが・・・。
自民党内からもG20への参加に反対する声が大きかったようです。
野党からは自民党の内部抗争で出席しないと決めたという批判があります。
参議院の藤川政人自民党予算委理事は「外交日程も重要だが、新年度予算の審議は出席がマストだ」と述べています。
https://twitter.com/westlinen/status/1630389541914947584
世耕弘成参院幹事長なども含め、どうやら参院自民党からの要請が大きかったようです。
こうなると安倍元首相のレガシーを潰すためだといううがった見方も出てきます。
G20に出席した副大臣のほうが国会に出席すべきだったという批判も。予算委員会での答弁は副大臣や政務官でも対応可能です。
https://twitter.com/nagashima21/status/1630746577282424832
国会の慣例を改めるべきだという批判も多く上がっています。
インド政府は、1月17日にG20外相会合の日程を発表しましたが、外務省関係者によると、早くから関係各所への根回しを始めるも理解が得られなかったとのことです。今年の日本はG7の議長国で、政府内では外交への影響を懸念する声が出ています。