ツイッター上で米国上院議員のマイク・リー氏が岸田首相に対し、米国軍人を釈放しなければ日米同盟が「議論」の対象になると恫喝しました。
岸田首相、あなたが選択したのだ。上院の議場での会話を楽しむことはできないだろうが、その覚悟があることを願う。この問題はなくならないし、私もそうだ。
事の発端は、海軍のリッジ・アルコニス受刑者が日本人3人を交通事故で死傷させた事件でした。事件を受けてアルコニス氏は有罪判決を受け、日本で収監されています。
アルコニス氏とその家族は判決を不服とし、アルコニス氏の釈放を求めてメデイアや政界を巻き込んだキャンペーンを展開してきました。
アルコニス氏の妻が活動の中心となっており、バイデン大統領への陳情も行っています。
岸田氏への恫喝を行ったリー氏は以前から、2月28日までにアルコニス氏の釈放がなければ日米同盟が討議の対象になることを示唆していました。
しかし、タイミリミットが来てしまったようです。
不思議なことに日本のメデイアは全くリー氏の「恫喝」について触れていません。
この米国上院議員の “脅し “について、私が知る限り、日本の主要な新聞は一つも記事を掲載していないことは、極めて示唆的である。
リー氏はこのままだと日本へのトマーホークの売却も妨害する姿勢を匂わせています。リー氏はいち上院議員ですが、一人の抵抗でも上院での論議が止まってしまう可能性があるので、リー氏の恫喝は軽く見てはなりません。
安倍さんなら同盟国に対して、このような対応はしなかったという意見も。
リー氏の恫喝はブラフなのか、それとも孤立主義的になっている共和党の見解を代弁しているのでしょうか?いずれにせよ、岸田首相には問題が大きくなる前に対応してもらいたいです。
もし7時間以内に引き渡さなければ、明日から一連の議論が始まることになる。 あなたがいかに米軍人を粗末に扱っているか、アルコニスだけでなく、在日米軍5万5千人のことを米国民に知らせるのだ。
日本はリッジ・アルコニス海軍中尉をあまりにも長い間、不当に監禁してきた。今こそ日米地位協定を再交渉する時だ。