「いつかやろう」の99%は「きっとやらない」

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恥ずかしながら、私の自宅にはたくさんの読んでいない本があります。

気になる本は、忘れないうちにアマゾンでとりあえず注文しています。届いた本をいつか読もうと思いながら、読む時間がないまま、いわゆる積読になってしまうことが多いのです。

そのうちに興味の対象が別に移ってしまい、結局一度も開かないまま、無駄になってしまいます。

せっかく興味を持った時にタイミング良く読まなければ、情熱を持ってインプットできる機会を失ってしまいます。

あるいは、資産運用のセミナーに来て、投資を始めるのを先送りしている人もよく見かけます。

資産運用においては、時間が経てば経つほどリスクを取ることに慎重になってしまい、始めるハードルが高くなります。

結局、タイミングを逸してしまい、やらないままお金の不安を抱え続けることになってしまうのです。

このようにして、いつかやろうと思っていることのほとんどは、結局やらずに終わってしまいます。

忙しく時間が取れない、他にやりたいことがある、今はやりたくない、、、先送りには様々な理由があると思いますが、多くの場合先送りする事はデメリットにしかなりません。

そんな失敗を繰り返さないためには、どうしたらよいでしょうか?

やりたいことがあるのであれば「いつかやろう」ではなく「いつまでにやる」と期限を設定し、スケジュール管理に入れておくことです。

そうすれば、きっと期限を設定しないより、実践する可能性が飛躍的に高まります。

期限を設定しすぎると今度はそれに追われて慌ただしい毎日になって疲弊しますから、やりすぎは禁物です。やることに優先順位をつけて期日を決めれば、後悔しない人生を送れると思います。

後からやらなかったことを、自分で自分に言い訳するような展開になることは避けたいものです。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2023年3月15日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。