現在60歳となっている国家公務員と地方公務員の定年が、4月1日から61歳に引き上げられます。少子高齢化が進む中、深刻化する人手不足に対応するのが狙いだそうです。
4月から公務員定年引き上げ 国・地方、人手不足に対応 https://t.co/vFe2HgKI4a
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) March 25, 2023
■
正規の公務員ばかりおかしいという声が多く聞かれます。
人手不足対応ならロスジェネ世代を
正規雇用して遣れよ、それと緊縮財政を
やめて、地方交付金を増やして正規公務員を
増やして非正規も正規雇用にしろ。
そうすれば雇用が増えて地方にUターンがおきて
活性化する。まずは行政から。https://t.co/IFGOgIwTA0— 一 (@craneopesan) March 25, 2023
言ってることとやってることが矛盾しているという怒りの声もあがっています。
民間でこんな待遇はないので公務員優遇がまた一段と進むという指摘もあります。
民間で60歳~65歳を現役時の7割、全員が貰えちゃう会社なんてまずないんで、公務員優遇がまた一段と進む。この5年間は大きい/給与は当面の間、60歳時点の7割水準とする。地方公務員も同様の対応を講じる。4月から公務員定年引き上げ 国・地方、人手不足に対応https://t.co/1RmTIa50NW
— 渡邉正裕 (@masa_mynews) March 25, 2023
年金支給年齢が上がるからたんにその対応だろうという意見も見られます。っていうか、これが一番の理由ですよね。
なんか色々理由つけてるけど、要は国が年金を60歳から支給したくないだけでしょ。
ちゃんと当初の決まり通り、60歳から年金は支給しろよ。年金支給年齢と定年延長は切り離して議論すべきでしょうが。— ベジータくん (@vvvolcano) March 25, 2023
ただし公務員の待遇にもいろいろあるようです。
「国家公務員の人気低迷!」
私「非効率業務なのに少人数のまま過労死レベルの長時間労働とサビ残、上司や議員からのパワハラ常態化、安月給で頑張っても評価されず、不祥事があればマスコミにボコボコに叩かれる仕事だとバレてるので、まず労働環境を改善し、活躍が報われる組織にする所からですね」 https://t.co/8e1rMjU9Wo pic.twitter.com/fpduMYIwSt
— 新田 龍 (@nittaryo) October 31, 2022
専門家からは定年延長は逆効果なのではないかと危惧する声も聞かれます。
長時間労働の状況を放置して、定年の引き上げだけやると、ますます若手・中堅に負担のしわ寄せが行き、増加する若手の離職が止まらなくなるのが心配だ。働き方の見直しなくして人材確保は難しい。
4月から公務員定年引き上げ 国・地方、人手不足に対応(時事通信) https://t.co/EGgiYnKX9i
— 千正康裕@株式会社千正組 (@yasusensho) March 26, 2023
人手不足の原因は明確ですが・・・。
日本には「こんなことを生身の人間がやってたら、そりゃー人手不足にもなるよね」と思えるような仕事がすごく多い。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) September 8, 2017
公務員の非効率は常軌を逸しています。待遇だけの改善を考えても、優秀な若い人は就きたがらないと思います。
公務員志望は、これから激減するだろう。その労働条件が悪い根本原因は、人が少ないのに仕事が非効率なこと。国会対応なんてごく一部のキャリアだけの話。 https://t.co/6RSoP5lZY2
— 池田信夫 (@ikedanob) April 16, 2021
ただし、小規模自治体ほど人手不足が深刻になってブラック化するという見通しもあります。過疎地域は住民支援で公務員を減らしづらいそうです。効率化はまったなしですが、そのような機運が出てきているようにはあまり見えません。
人手不足で地方公務員がブラック化する未来 東洋経済オンライン
■
けっきょく、公共セクターは失われた40年の象徴かもしれません。