昨夜からものすごい風が吹いているウィーン。お陰で、お空は真っ青。
”レオポルド美術館”行く前に、朝活@ザッハーコーナー。
去年来た時も思ったけど、ザッハートルテの味、落ちたよね?特にグラサージュが雑な感じ。厚すぎて、生地とすぐに分かれちゃって食べずらいし。
運よく待ち時間ゼロ。カフェの方は10人くらい列ができてた。2時間後に前を通ったら、カフェは30人くらい、朝来たコーナーカフェも20人以上の列。パリのアンジェリーナ状態。
”レオポルド美術館”へ。(レオポルト美術館?)
大好き美術館。ここと”ベルヴェデーレ”は、ウィーンに来るたびに必ず訪ねる。
クリムト、シーレ、モーザー、モル、フレーゲ、ヴァーグナー、ホフマン、ロース、シェーンベルク・・。ウィーンモダニズムの立役者たち、大好き。
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分離派を輝かせた面々&分離派会館模型。
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いつもここから挨拶。最愛作曲家のほぼ遺作。
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初期クリムトのアカデミックスタイルも好き。特に、宗教系じゃなくモデル使った肖像画、魅力的。
初期も後期もクリムトは肖像画よいね。
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ゼセッションアーティトらによるゼセッション展ポスター
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クリムトによる第一回ぜセッション展ポスター。修正なし版。
(修正なし版、ベルヴェデール下宮のクリムト展に飾られてる)
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風景画もクリムトは素敵。かる〜くゴッホ的タッチ。
アッターゼーに行きたい♪
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クリムトが撮影したエミーリエ・フレーゲ
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この間、環境団体にインクかけられた”生と死”
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カール・モル。印象派的。
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モーザー、大好き。
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モーザーとホフマン、区別つく?
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ワーグナーやロースが装飾した、当時のウィーンのカフェやキャバレー、憧れる。
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ココシュカ。名作、たくさんパリに出張中。
日本のエゴン・シーレ展にたくさん出張中かと思ったら、主要作品はほぼ残ってる。
ヴァリと対で飾られている自画像は日本。ヴァリ、かわいそうにおいていかれちゃったのね。
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通常、こんな感じで並んでる。
最後に、通常展示時のブログ日記へのリンクあります。
数年前のパリでの展覧会に来た自画像(髪が逆立って手が赤と緑の、自意識に溢れてる作品)、大好き。有名な白シャツの自画像、今回タイトル見たら”ストライプシャツ”と。ノースリーブシャツだとずっと思ってた!確かによく見たら、剥き出しの腕じゃなくストライブ柄。
17歳の時に描いたお世話になったおじさんの絵、アカデミックでいいね。17歳、すごい才能。
メンターだったクリムトの”キス”をまねた、でもスキャンダラスな枢機卿と修道女や、大好きな風景画群もたっぷり眺める。手紙の筆跡、そのままアート。
死の一年前、1918年の分離派展のポスターのそばに、シーレが亡くなった時の写真。栄光に包まれた絶頂の直後、師匠を追うように逝ってしまった。
2022年5月訪問記
2018年12月訪問記(←2019年)
2019年3月訪問記
編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々5」2023年3月2日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々5」をご覧ください。