ウクライナ戦争の仲裁と自国との経済協力の強化をお願いするために、フランスのマクロン大統領が中国を訪問しました。
アメリカ主導で対中包囲網が形成されている中でのマクロン氏の訪中は、必ずしも西側諸国の対中認識が一致されていないことを露呈させました。
習近平国家主席との会談の結果、マクロン氏は中国にフランス経済の稼ぎ頭である航空機の受注や農産物の輸出拡大を約束させました。
フランスとしてはおいしいお土産を持ち帰ることができそうです。
また、マクロン氏は中国がウクライナ戦争の平和的解決に向けて、「大きな役割」果たすことができると、ラブコールを送っています。
フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、3日間の北京訪問の幕開けとして、ロシアと密接な関係にある中国はウクライナの平和への道筋を見つけるために「大きな役割」を果たすと述べた。
領海侵犯などで日々中国の脅威に直面している日本としては、どうしてここまで中国に期待を寄せることができるのかが分かりません。
中国ではツイッターが使えないはずですが。
マクロン氏は中国に対してナイーブなのではなく、ただの自信家であるという意見も。
フランスの宥和的な姿勢により台湾有事勃発の可能性が高まるとの懸念も出ています。
何度も申し訳ないが、欧州の対中姿勢、特に台湾に関する中国の計算にもっともな影響を与える可能性のある措置については、多くの妄想が入り込んでいる。
中国にすり寄るフランスに批判が集まっていますが、ロシアからエネルギーを買い続ける日本も批判されています。
結局どの国も自国ファーストなのでしょうか?