自民党はLGBT法案(性的少数者に対する理解増進法案)の議論を本格化させましたが、反対の声も相次いでいます。5月19日開幕のG7首脳会議前の成立を目指しているそうですが、なぜそこまで急ぐのでしょうか。
自民、LGBT法案議論再開 G7サミット前成立に異論多数https://t.co/n3qyEziLWs
特命委の高階恵美子委員長は会合冒頭、「さまざまな課題があり、時勢に合った対応が求められている。しかるべき成果を出していきたい」と述べた。
— 産経ニュース (@Sankei_news) April 28, 2023
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野党だけでなく公明党も法案の早期成立を主張しています。
G7前のLGBT法案成立 公明・山口代表の主張に首相が理解示す https://t.co/6tfq9psrhg
— 毎日新聞ニュース (@mainichijpnews) April 25, 2023
自民党内にも推進派と慎重派が混在しています。慎重な自民党に対して、野党と公明党は法案成立を急いでいましたが、ここにきて自民党内でも激しい議論が起きているようです。
自民稲田氏「LGBT法案、サミット前に成立を」https://t.co/AsbkWhOpHd
役員会にはオーストラリアのキャンベル男女平等担当大使が出席し「わが国はLGBTQの権利獲得を国内外に促進している。人権の尊重、多様性は重要だ」と訴えた
— 産経ニュース (@Sankei_news) April 20, 2023
エマニュエル米国大使もなぜか日本政府に対して圧力をかけています。
アメリカはLGBT法案不成立の見込みなのにアメリカ大使が日本で薦めるのは詐欺だろ。おまけにG7がやっていることは日本もやるのか?それなら憲法改正をやるべきだ。変わり者法案なんかヨーロッパだけでいい。 pic.twitter.com/sfZUiQtORs
— kakikoSHOP (@shop_kakiko) April 28, 2023
当事者からも拙速な法案成立に疑問の声があがっています。
ゲイ(男性)の方から「LGBT法案を止めてください」と陳情を受け、知り合いを通じて何名かに聞いてみたが、なんと無関心派と反対派しかいなかった。推進者はいったい誰の声を聞いているのか細野さんや稲田さんにも是非お聞きしたい。https://t.co/UF9XyxiM8l
— Tsukasa Shirakawa(白川司) (@lingualandjp) April 26, 2023
そして、法案の議論すらも封じられていると懸念する声もあります。
この発言に早速、公明党幹部が文句を言っているが、ではなぜ議論も封じる形で急ぐのか?憲法改正が先だ……LGBT法案「時間を切るのは筋が違う」と自民・萩生田政調会長 https://t.co/G7ZkCSKNbG @Sankei_newsから
— 阿比留瑠比 (@YzypC4F02Tq5lo0) April 26, 2023
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一方で、大勢に影響がないのではという見方もあります。
罰則のない訓示規定だけのLGBT法が通っても、具体的な影響はない。ゲイが女風呂に入る事件は今でも起こるし、民事訴訟は今でもできる。こんなどうでもいい問題を国会で議論するのは無駄。 https://t.co/Bl0raHJRjW
— 池田信夫 (@ikedanob) February 22, 2023
なぜ日本でLGBT法案への反発が強いのでしょうか?
日本でLGBT法への反発が強いのは、昔からLGBTに対して寛容だったからだよ。
— 猫組長 (@nekokumicho) April 28, 2023
その欧米は、今も昔も修羅の国のようです。
日本だとゲイの人が殴り殺されるとか銃撃されるとかないでしょ。でもねアメリカやイギリスはあるんです。殴り殺されるの。見ず知らずの人に。だからLGBT保護が凄いんです。法律も厳しい。日本は昭和30年代にゲイバーがあって、表通りで普通にやってましたからね。横浜なんて。日本は案外寛容なのです
— May_Roma めいろま 谷本真由美 (@May_Roma) March 31, 2021
推進派は「G7で同様の法整備がないのは日本だけだ」と主張していますが、衆院法制局は「(G7各国に)性的指向・性自認に特化して差別禁止を定める法律はない」と説明しているそうです。