TSMC進出で話題の熊本で、電子実装国際会議に出席してみた

4月19日から三日間の予定で熊本市民会館シアーズホーム夢ホールで開催中の、電子実装関係の国際会議、2023 International Conference on Electronics Packaging(ICEP 2023)に参加しました。

TSMCの日本社長の招待講演もあり、九州シリコンアイランドの復活、そして産業がどんどん九州に集結しているような勢いを感じる国際会議で、中国、韓国、台湾などアジアの国々からの参加者も多くみられました。

TSMCの社長に「なぜ熊本に進出されたのですか?それは九電が原子力発電を再開させて、電力の安定安価な供給がなされていることと関連があるのでしょうか?」と訊こうと思っていましたが、参加者から多くの質問があり、僕が質問する時間が残されていなかったのは残念です。

また、九州経済研究センターの方の講演では、九州地方のエンジニア不足の問題点が指摘されていて、熊本大学だけではなく、九州の大学、高専での教育とエンジニアの人材育成の取り組みが紹介されていました。

僕の発表は午前中一番初めのセッションだったのですが、60名の会議室は満員で20名ぐらいの立ち見(?)聴講が出るほど大盛況で、まるでハリソン・フォード演じるインディアナ・ジョーンズ教授が考古学の講義をして学生の立ち見聴講がでているような雰囲気で、とても楽しめました。

夕方からは、国際会議参加者限定で熊本城に入城し、江戸時代の城下町をモチーフにした村でレセプションが開催されて、お店の屋台の食べ物も食べ放題で、夢のような夕べを楽しみました。

動画のノギタ教授は、豪州クイーンズランド大学・機械鉱山工学部内の日本スペリア電子材料製造研究センター(NS CMEM)で教授・センター長を務めています。