自分が煙草をdisる本当の理由をここで明らかにする。

喫煙者をdisり続けてはや10年

このエントリーは2015年のエントリーのリメイクです。

YouTubeはこのために収録し直しました。タバコが嫌いな方はぜひ見てください。炎上してもよいです。

集大成とも言える本も出しています。がんセンターの田淵先生と弁護士の藤原先生との共著です。

みなさん、こんにちは。嫌煙家の永江です。いままでわたくし、なんども煙草について書いてきました。

煙草を吸うと頭がしゃっきりは正しいが、煙草を止めるともっとしゃっきりするぜ

喫煙者は脳の働きが鈍り、煙草を吸うことで元に戻るという東北大学の研究結果。つまり煙草を吸っていない時の喫煙者の効率は非喫煙者よりずっと低いとか・・・

貧乏人ほど煙草を吸い金持ちほど酒を飲むの謎を解いてみる

貧乏人ほど喫煙率が明確に上がる。貧乏になる要素がある人が煙草を吸う。まあ単純に意志が弱いんだろうが・・

分煙では無くて完全禁煙にすると飲食店は儲かるの研究論文キター!

いつまでも喫煙OKにしていないで完全に禁煙にした方がお金がある客が集まり収益構造が改善される。自分も喫煙OKの店はそれだけでやめとく。ダンダダンは違法と思うが夜10時から席で喫煙OKになったので行かなくなった。業績悪化しているそうだ。だからじゃないの?

などなど、喫煙というものをdisり続けてきました。喫煙者は労働効率が下がる(同じ給料で同じ労働時間はおかしい)。店舗において喫煙者は非喫煙者を駆逐し収益を悪化させる。貧困層をなんとかしたいのであればまず禁煙させろ、それだけで月間何万円も浮く、ETC….

しかしいま、正直に言います。煙草の臭いがイヤだとか、仕事の効率とか、放射能より癌の要因として明確とか、いままでいろいろ書いてきたことは、あまりにも遠回しでした。いまここで涙ながらに正直に言います。神様・・・わたしが煙草が嫌なのは・・おお・・・・

 

喫煙者の体臭が臭くて鼻がもげそうなんです

特にコロナ禍では人と会うことが少なくなったため、受動喫煙の環境から離れて臭覚が敏感になったと思うのですが、周囲では非喫煙者がみんな言うようになりました。

エレベーターに30分前に乗ったのがわかる
10分前にそこを歩いたのも分かる
20メートル離れても分かる
一緒の車に同乗するの、地獄!!
コロナが追って満員電車に乗るって隣に喫煙者がくると死にそう
飛行機で隣の席に座られると耐えられない

体内から発せられているので石鹸で洗おうが何しようが落ちない。なにに似ているかと言われると、浮浪者の人たちのアレです。

特に汗と混じると猛烈です。コーヒー飲むと悪臭が爆発します。おそらく喫煙者の大半は、自分の体臭に気づいていない。いや、気づいていても「そこまでは」と思っていないかもしれない。しかしはっきりいいます。喫煙者の体臭は人によって偏差はあるものの、レゲエのオッサンなみに臭いのです。口臭なら1メートルくらいに近づかないとわからないが、喫煙者の体臭はそれより遠くてもはっきり分かるほど臭い。加齢臭どころじゃない。周囲にまで染みつくほど酷い。

電子タバコの吐息は卵の腐った臭いがする。よくあんなの体に入れられると思う。体臭は独特のオシッコ臭いような匂いだ。

喫煙をdisると「そんな堅苦しい世界はイヤだ」「煙草を吸う権利もある」と喫煙者の方はいうのだが、煙草を吸っていなくても悪臭をふりまいてるという自覚がないんだと思う・・・。あの体臭をなんとかしてくれないと、喫煙の権利もへったくれもない。夏とか飯食ってて隣に喫煙者が座ると「オエッ」となります。タバコを止めるとこのの匂いに気づくようで「なんでいままであんな体臭で平気だったのか」と愕然とする人も多いようです。

喫煙者の体臭に非喫煙者が敏感になってきた理由

JTの調査データによると・・

たばこ産業の「平成26年全国たばこ喫煙者率調査」によると、成人男性の平均喫煙率は30.3%でした。 これは、昭和40年以降のピーク時(昭和41年)の 83.7%と比較すると、48年間で53ポイント減少したことになります。 年代別にみると、急激な喫煙率の減少傾向が見られる60歳以上は21.1%で、 ピーク時(昭和41年)より57ポイント減少しました。また、平成26年の喫煙率が一番高い年代は40歳代で38.5%でした。

たった50年前には男の8割以上、つまりほとんどの男子が煙草を吸っていた。ところが25年前には半数程度に減り、現在では喫煙率は30%。2014年から男女合わせるとついに喫煙率は20%を切った。はっきりいって喫煙者は現在はマイノリティだ。

で、喫煙率は都道府県によっても大きく異なる。青森、福島、佐賀あたりはいまでも男性の喫煙率は40%くらいあるが、京都や奈良など20%代の県も複数ある。

で、なぜ自分がこれほど喫煙者の体臭に敏感になってきたかというと・・・

周囲に喫煙者が0だからなのである

ライブドア(現LINE)に勤務していたころは、煙草部屋もあり、周囲に喫煙者もいたし、通勤時は満員電車に揺られていた。当時は喫煙者の臭いはさほど気にならなかったのであるが、いまはほとんど自宅で仕事をしているし、電車に乗るとしても通勤時間帯はあまりない。そうなってくると、打ち合わせで喫煙者が隣に来るだけで

ムッ・・・

とした悪臭が鼻を突くのである。喩えるなら電車の中でレゲエのおじさんが寝ているときに周囲10メートルくらいに人が寄りつかないレベルの異臭と大差ない。私が極端な例なのかというと、以前はそうだった。が、完全禁煙で喫煙者は雇用しない企業も増え、さらにリモートワークで「煙草の臭いに敏感な非喫煙者」は爆増していると思われる。

ただみんな「臭い」と面と向かって言わないのは気を遣ってるのです。こんなこと書くの自分くらいだ(激汗)。この間、仕事仲間の知人にも「体臭で打ち合わせが苦痛だから煙草止めろ」と言い渡した非情の男です。煙草止めたらもっといい仕事回す。

周囲や友人から「煙草は体に悪いから止めなよ」と言われている場合、その多くはあなたの体を心配して言ってるわけじゃないのです。「お前、臭いからなんとかしろ」を遠回しに言ってるだけ。これ、マジだから・・・。受動喫煙の害とか自分もどうでもいい。それより体臭が苦痛なのよ・・・。

王様の耳はロバの耳!!!!

専門家のコメントもいただきました。

ああ、はっきり言ってすっとした。「えっ、そんなに自分、臭かったのか」と思ったら禁煙外来に行った方がよいと思います。お医者さんに相談だ。