ブログを続けて良かったこと、辛かったこと

この内藤忍公式ブログは、1996年に個人のホームページとして始まりました。当時は銀行員だったにも関わらず、コンプライアンスチェックもなく、ストレス発散の場として書きたいことを自由に書いていました。

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インターネットを個人で使う人もそれほど多くいなかったせいか、会社に対する批判的なことを書いても会社から何のお咎めもない。何ともおおらかな時代でした。

2012年に資産デザイン研究所を立ち上げてからは、プライベートな趣味として継続しながら、時には本業にも寄与するような内容を心がけて書いています。

ベンチャーの立ち上げ時期は仕事に忙殺されて毎日更新を中断した時期もありましたが、まもなく始めてから27年が経とうとしています。

今は毎日更新を目標にしています。この「SHINOBY’S WORLD」を継続してきて良かった事はいくつかあります。

まず、毎日何らかの情報発信をするために、常にインプットを意識するようになったことです。

ブログ更新に必要なのは、多くの人が興味を持つようなネタを見つけることです。アウトプットをするためには、インプットが必要です。ブログが存在することによって、自分の周囲に対する興味関心を意識的に高めることができるのです。

また、ブログを読んだ方から情報を教えてもらえるのも、とてもありがたいことです。

誤った情報を修正してくれたり、私が知らない情報を提供してくれる読者の方がたくさんいます。そして、その多くは直接面識のない方です。

中には、ブログがきっかけになって交流が始まる場合もあります。

北海道の美味しいお店のことを書いたときには、札幌在住の方から直接メッセージをいただき、予約してもらったお店に初対面で一緒に出掛けました(写真)。今では、札幌の予約の取れないお店にお誘いいただく、ありがたい関係になりました。

リアルの世界で既に面識がある人たちにも、頻繁に会えるとは限りません。ブログを読んでもらうことで、「近況報告」ができるメリットもあります。久しぶりに友達に再会する前に、私がどう「変節」して、今は何をやっているのかを知ってもらえるのです。

良かったことがたくさんある一方、どんな環境でも更新を続けなければならないのは、それなりに大変です。

海外旅行に出かけて、滞在先のホテルのロビーで時差を気にしながらアップしたこともあります。大晦日やお正月であっても、朝起きるとブログの内容を考えるのが毎日の習慣です。

たまにはどうしても書きたいことが見つからず、ネタ切れになってストレスを感じることもあります。

最近は、ブログやメールマガジンなどのテキスト系のSNSよりも、インスタグラムやユーチューブなどの媒体にアクセスする人が増えています。

私は人前で話すのも好きですが、やはり書くことが自分に一番向いていると思います。いつまで続くか分かりませんが、今まで通りこれからも毎日更新していきたいと思います。

読者の皆様、これからもよろしくお願いいたします。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2023年5月26日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。