「タイパ」こそ中古ワンルームマンション投資の最大のメリット

最近「タイパ」と言う言葉を目にすることが多くなりました。これはタイムパフォーマンスの略語です。

コストパフォーマンス(コスパ)が、価格の安さを追求するのに対し、タイムパフォーマンス(タイパ)は、短い時間で多くのメリットを追求しようとすることを指しています。

例えば、テレビドラマや映画を倍速で見て時間短縮しようとすることが、タイパの典型例として紹介されています。

資産運用においても、このタイパが良い投資が存在します。

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金融資産であればインデックスファンドの積み立て。そして実物資産であれば中古ワンルーム投資ではないかというのが私の実感です。

インデックスファンドの積み立ては、ネット証券に口座を開設し、毎月の積み立て商品を一旦設定してしまえば、その後の手間はほとんどかかりません。ドル・コスト平均法と呼ばれる定額の買い付け資金がある限り自動的に続けてくれます。

一方の中古ワンルームマンション投資も、インデックスファンド並みに手間がかかりません。都心の物件であれば、入居率はほぼ100%ですから煩雑な空室対策をする必要もありません。

リーシングと呼ばれるテナントを探したり、入居後の家賃の管理、さらには退去した後の室内のメンテナンスも、毎月2000円程度で管理会社が全てやってくれます。

私は、この2つの投資を「コア資産」と名付けています。リスクをコントロールしながら、長期的に資産形成していくことができるタイパの良い投資です。

ただし、中古ワンルームマンション投資は、誰でもできるわけではありません。通常2000万円程度かかる購入費用を、自己資金あるいは借り入れによって賄う必要があるのです。

逆に言えば、そのような資金を用意できる人は、中古ワンルームマンションへの投資を真剣に考えるべきでしょう。

私が銀座のワインバーで定期的に開催している少人数の不動産投資セミナー&懇親会も、今月で11回目となりました。今回は6月28日に開催します。

こちらのイベントには、毎回真剣に資産形成を考える個人投資家が集まってきます。

時間を割いて、わざわざ会場まで足を運んでくれた参加者に「価格>価値」と思ってもらえる具体的なソリューションを毎回提供しています。それによって、口コミでたくさんの人たちに継続して集まってもらえる機会にしたいと思っています。

タイパの良い資産運用が実現できれば、残った時間は自分の好きに使うことができます。「お金の自由」も大切ですが「時間の自由」もそれと同じか、それ以上に大切です。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2023年6月5日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。