シャンパーニュ・マムがオープンしたレストラン”ラ・ターブル・デ・シェフ”のお披露目ランチ&マムのカーヴ見学後、パリに戻る前に、真横にある”フジタ礼拝堂”へ。
久しぶり、嬉しいな。3月ランスに来た時寄ったら、まだ冬季休業中だった。
藤田嗣治は2度目(正確には3度目)のフランス滞在時、当時のマムのトップだったルネ・ラルーと親しくなり、その縁で、ランスで洗礼を受けてレオノール・フジタというキリスト教徒になり、マムの真横に礼拝堂を建てることになった。
最初のパリ滞在時は、エコール・ド・パリの仲間たちと、モンパルナスで華やかな狂乱の時代の寵児だったけれど、この頃はもう、心おだやかだったのでしょうね。
フジタの晩年アートを堪能。礼拝堂の設計、壁一面を覆う宗教フレスコ画、ステンドグラスのデザインもフジタ。
宗教シーンにこっそり描かれたフジタ&ルネ・ラルー、君代夫人に挨拶し、フジタのお墓に手を合わせて、またね&ありがとう、”マム”&フジタ&ランス。
編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々5」2023年5月12日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々5」をご覧ください。