動静が一ヶ月にわたり明らかになっていなかった中国の秦剛外相が突如解任されました。
これからは秦剛氏の前任者であった王毅氏が外相を兼務するようです。
秦剛氏の外相としての任期は一年にも満たない短いものでした。そのことから、イギリス史上最短で首相を辞任したトラス氏などと比較する人も。
秦剛氏は習近平国家主席のお気に入りで、外相への就任が発表された際は異例の抜擢人事だと見なされていました。そのことが、中国共産党内での嫉妬を生んでしまったのでしょうか?
一か月も姿を見せず、理由も公表されないまま解任される特殊事情があるとすれば、米国のスパイと何かあったのでしょうか?
秦剛氏に関する全ての記述が中国外務省のホームページから消去されているそうです。
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中国外務省のウェブページからは、秦剛に関する記述や画像がすべて削除されている
中国政府は秦剛氏の解任直前に同氏の6月9日の動静を発表しましたが、その意図は明確ではありません。写真を見る限りは体調が悪そうです。
秦剛が6月9日の李強との会談中に眠っている写真が公開された。おそらくこれは、秦剛が解任された理由付けをするためのものだろう。
中国の国内外における秦剛氏解任のインパクトはいかに?