産経新聞が、今までマスコミがほとんど取り上げなかった埼玉県川口市のクルド人の暴動を1面トップで取り上げて話題になっている。
病院でクルド人「100人」騒ぎ、救急受け入れ5時間半停止 埼玉・川口 https://t.co/8CoVJYBFLe
埼玉県川口市は全国で最も外国人住民の多い自治体で、クルド人の国内最大の集住地。同市では近年、クルド人と地域住民との軋轢が表面化している。
— 産経ニュース (@Sankei_news) July 30, 2023
これを見てネトウヨが「移民を入れるな」と騒いでいるが、日本政府は移民を認めていない。これは不法滞在である。日本とトルコは相互にビザを免除しているので、観光で入国して、そのまま居座るケースが多い。このクルド人は20年前に入国し、難民申請を繰り返している。
日本のメディアに出演したマヒルジャン氏。難民申請を繰り返し仮放免中でありながらランボルギーニやフェラーリ、BMWのバイクなど多くの高級車を購入。首都高では180kmに迫る速度で走行する動画も。全てsnsで公開しているが、メディアで語る貧困で困っているクルド人難民など川口市で見たことがない。 https://t.co/aAqkyshg9U pic.twitter.com/dESl2wGhId
— rage against (@aULFljbLeiO1W92) July 26, 2023
従来は国外退去を求められても、難民申請を繰り返せばいつまでも国内にいられたが、今年5月の入管法改正で難民申請が2回までと決まり、強制送還の可能性が出てきたため、クルド人が騒いでいるのだ。
「やさしい猫」は不法滞在を推奨する犯罪ドラマ
NHKのドラマ「やさしい猫」は、滞在期限の切れたスリランカ人が婚姻届を出して国外退去を拒否し、訴訟を起こして勝訴する物語である。
ドラマ「やさしい猫」最終回。不法滞在のスリランカ人男性(原告)の弁護士「この裁判は、日本の社会に根を下ろして生きて行こうとする外国籍の人々に対する国の姿勢を問うものです」アホか(怒)。裁判官「主文①東京入国管理局長が、平成30年2月23日付けで原告に対して出した出入国管理及び難民認定法49… https://t.co/KqdxSVmPXQ pic.twitter.com/y1CAF9yGS6
— Cat すず。2号 (@Catsuzuchan_02) July 30, 2023
裁判官が滞在を認めた理由は「愛があるから偽装結婚ではない」ということだが、こんな判決は控訴審で逆転するだろう。愛があろうとなかろうと不法滞在は犯罪であり、本国に帰ってビザを申請するのが世界共通のルールだ。
ドラマでスリランカ人は「結婚したら配偶者ビサを取れる」と話しているが、これは誤りである。入籍しても配偶者ビザには審査が必要だが、彼はすでに滞在期限が切れていたので審査の対象にならない。
滞在期限が切れても、日本の入管法には前述のような欠陥があったため、難民申請しているかぎり強制送還できず、収容施設に入れていた。これが不法滞在の温床になっていた。
移民は必要だが、高度専門職に限定すべきだ
これを「多文化の共生」などという博愛主義にすりかえるのが活動家の常套手段だが、入国管理は慈善事業ではない。国益にならない移民を大量に受け入れたら、移民暴動が起こっている欧州のようになり、後戻りできない。
日本社会は同質的なので、外国人労働者は3K職場などの差別の温床になりやすい。戦前には約100万人の朝鮮人がいたが、それがいまだに慰安婦や徴用工などの感情のもつれとして尾を引いていることをみても、移民の社会的コストは大きい。
人手不足の日本で移民の拡大は必要だが、永住権はIT技術者などの高度専門職に限定すべきだ。ところが専門職ビザは大幅に不足している。その原因は日本の技術者の賃金が低く、待遇が悪いからだ。
人のグローバリゼーションを実現するためにも雇用を流動化し、解雇できる代わりに賃金を上げる必要がある。単純労働者は日本語のできる人に限り、不法滞在は強制送還し、トルコのように不法滞在の原因になるビザ免除はやめるべきだ。
ただし本物の難民の受け入れは必要だ。台湾有事の場合には、ウクライナ戦争の800万人に近い難民が出る可能性がある。難民を秩序正しく受け入れるためにも、不法滞在は一掃する必要がある。