まずは相対的な幸福ランキング
一口に幸せと言っても二種類あります。最初は相対的な幸福度です。他県と健康、文化、仕事、生活、教育などいろいろな点を客観的に比較して幸福かどうかを判定するもの
このブログを書くためにこれ買って読みました。
日本総研2020幸福度ランキング
1位福井
2位富山
3位東京
4位石川
5位長野
47位高知
46位大阪
45位沖縄
44位青森
となっています。北陸が幸福度が高くあとは都市圏です。
国連の世界幸福度レポートも同じような方式です。2023年版1位は6年連続フィンランド、日本は47位。自由や権利が保障されている国が上位を占めます。ここからChatGPT-4に手伝って貰いました。
国連の世界幸福度レポートは、国々の「幸福度」を測定しランキングする報告書であり、GDP(一人当たりの国内総生産)、社会的支援、健康寿命、自由度、寛容さ、寛大さ、そして腐敗の程度といった指標を使って評価しています。上位を占める国々の特徴は以下の通りです。
高いGDP:多くの上位国は高いGDPを持っています。これは、国の経済的な富が国民の生活の質と幸福度に寄与することを示しています。経済的な安定性は、基本的なニーズが満たされ、生活の質が向上するための一因です。
社会的支援:社会的な絆やコミュニティーの存在は、幸福度と高い相関があります。これは、人々が困難な状況に直面したときに支援が得られること、または自分の問題を共有できることを意味します。
自由度:自身の生活についての選択を自由に行うことができる国は、より幸福だと報告されています。これは政治的な自由、表現の自由、あるいは社会的な自由に関連しています。
寛容さと寛大さ:多様な背景を持つ人々を受け入れ、他人に対する善意と助けを重視する社会は、一般的に幸福度が高いです。
腐敗の少なさ:政府や機関の信頼性と公正さは、幸福度と高い相関を持っています。腐敗の少ない社会では、公正さと公平性が高まり、これが幸福度を向上させます。
特定の例として、フィンランド、デンマーク、ノルウェーなどの北欧諸国がしばしば世界幸福度レポートで上位にランクされています。これらの国々は上記の要素を兼ね備えており、特に社会的支援、公平性、教育へのアクセス、公的な医療へのアクセスなどが高い水準にあります。
絶対的幸福ランキングはまるで変わってくる
こちらは、本人が幸福なら幸福とするものです。本人が良ければそれでいいので、カルト宗教などは本人は幸福と感じているなら他人がいくら「あの人は欺されている」と思っても本人が「神の導きで幸せなんです」といってれば幸せなんじゃないかという考え方ですね。
まあ、人間なんて自分の好きなように生きればいいという考え方ならこれでいいわけで、こちらを本日は語ってみます。ブランド総合研究所 2022年調査で、全国の男女約450万人の調査モニターの中から15歳以上を対象に、2022年5月20日から26日にかけてインターネットで調査を実施した。各都道府県の住民それぞれ約500人ずつ回収し、調査時点で移転などの理由によりその地域に居住していない人を除く計2万3973人の有効回答。
まあ、これは日本の政府調査で「幸せだなという時に重視する項目ですが、日本人はこれだそうです。
健康、家族、家計の三本柱のようですね。
ではランキングです。
住んでいる人がもっとも幸せと感じるのは沖縄続いて鹿児島と、宮崎。温暖な県に集中していますよね。
沖縄の人たちはこんな感じ
みんなやたら幸せのようです。
ではワーストは・・・・
1 秋田
2 東京
3 神奈川
4 千葉
5 栃木
あれえ・・・・↑の相対的な幸せランキングと真逆な結果に・・・・・・秋田と一都二県が一番幸福度が低い。で、東北は総じて低いですな。
世帯収入と幸福度の関係はどうなのか。
幸福1位 沖縄 収入47位
幸福2位 鹿児島 収入46位
幸福3位 宮崎 収入43位
幸福47位秋田 収入32位
幸福46位東京 収入1位
幸福45位神奈川 収入2位
幸福44位千葉 収入9位
住んでいる人が幸せと感じているベストスリーは世帯収入が少ない県。逆に幸福度が低い県は秋田を除いて収入は上位
となるとですなぁ、くさい映画みたいですが「幸福はお金では買えない?」ということになりますね。これは収入が少ないから幸せなのではなく、収入は幸福感とは因果関係に関係ないということですね。
幸福は何を持って感じるのか。年代によってどうかわる?
政府調査データです
高学歴の方が幸せを感じています。
で、面白いのが年代別でして・・・・
若いうちは夢もあるが、50歳くらいになると先が見えてきて「俺の人生もこんなもんか」になって幸福度が下がる。そして高齢になるとまた上がってくると・・・・
では高齢者が多い県は幸福度が高いのかというと・・・・もちろんそんなことはなく、若者が最も多い沖縄は幸福度1位で、もっとも少ない秋田が幸福度最下位なので「高齢者が少なく若者が多いから幸せとは限らない」が、高齢者率が高い秋田は最下位。じゃあ若者が多いと幸せなのかも違っていて首都圏は幸福度が最下位クラス。
高齢者が多く人口減少率が最大の秋田だけを見ると高齢者率が高いと不幸なのかと思えるが、他県にはその傾向はない。これは秋田の風土、行政に問題が非常にあるように思えます。
なにが幸福感と関係があるか
1位の秋田は幸福感最低県。47位の沖縄は幸福感1位なので関係はあるように見えるが・・都市部は人口減少率が低いのに幸福感も低い。いったいなんなの?
で、これだと思えるのがありまして・・・・
住んでいる人が幸せと感じている県は出生率が高い
というものです。
沖縄 幸福1位 出生率1位 1.86
鹿児島 幸福2位 出生率5位 1.63
宮崎 幸福3位 出生率3位 1.68
佐賀 幸福7位 出生率7位 1.61
秋田 幸福度最下位 出生率38位
東京 幸福度46位 出生率最下位47位
神奈川 幸福度45位 出生率43位
千葉 幸福度44位 出生率40位
埼玉 幸福度37位 出生率41位
これは相関関係がありそうです。ただし、幸福だから子どもが多いのか、子どもが多いから幸福なのかは不明ですね。
・県民が幸福と感じている県は、暖かい地方に集中しているから温暖化大歓迎 w
・世帯所得はワーストなのに幸せな県も多く、収入よりライフスタイルが大切かも
・日本国民を幸せにしたいのならとにかく子供を産める環境を
っていうところでしょうか。
編集部より:この記事は永江一石氏のブログ「More Access,More Fun!」2023年8月3日の記事より転載させていただきました。