パリに戻る前、時間余ったのでアート楽しむ。
レンヌ郊外にあるアルヴァロ・シザ設計の”アナスタシス教会”。圧巻の密度と重み、それに反する絶妙な浮遊感。色もいいんだろうなぁ。鐘のデザインも素敵。
幼馴染みの家が、こういうコンクリート打ちっぱなし建築だった。子供だったので、その素晴らしさというか特異さに気づかず、こういう家もあるのね、くらいに思ってたけど、今思い返すと、素晴らしいお家だった。外も中も。
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空いていない時間で残念。次は時間合わせてこよう。
レンヌ市内に戻って、ボザール。
シャルダンの素敵な作品が二つ。ぶどう、さくらんぼ、アーモンド、おいしそ〜。
ガラスの光具合、見飽きない。シャルダンが描く艶とか透明感、ほんっと好き。”プルーンの籠”の籠は、今注目の”森いちごの籠”に描かれているのと同じかしら?
なんて考えながら見ているとあっという間に時間が過ぎちゃう。慌てて、カイユボットの”カヌー”見に行く。
数年前、”オランジュリー美術館”でやってた企画展に、画家が家を持っていたイエールでの川遊びを題材にした3連作が揃って展示されていた。”カヌー”はその一つ。3連作は1879年の印象派展に出品されたのち、バラバラに。他2つは個人蔵。3枚一緒に見るの、なかなかの感動だった。また3枚並ぶ機会があるといいね。
”グルノーブル美術館”クラスを期待してたけれど、やっぱりあそこは特別なのね。
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ジョヴァンニ・ロタという画家によるラ・ジョコンド模写。ダ・ヴィンチのものよりひと回り小さいかな。
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ドニにしてはちょっと珍しいテーマで面白い。
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セリュジエ、ナビというよりシュールだわ〜。
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ミチェル。この間、フォンダシオン・ルイヴィトンでやってた”ミチェル&モネ”展、よかったな。
編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々5」2023年6月5日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々5」をご覧ください。