台湾政府の副総統が米国を経由したことを受け、中国が台湾周辺での軍事演習の開始を発表しました。
中国国営メディアは米国を立ち寄った頼清徳氏を「分離主義者」だと表現し、厳しい対抗措置を匂わせていました。
「世界に中国は一つしかない」「台湾独立反対」「台湾独立は行き止まり」…。数百人の華僑がスローガンを掲げ、サンフランシスコ空港近くのハイアットホテル前で、2024年の台湾地区指導者選挙に立候補した分離主義民進党の頼清徳候補の米国の「立ち寄り」訪問に抗議した。台湾メディアは、頼清徳候補が水曜日にニューヨークに滞在していた際にも抗議デモが行われたと報じた。
演習の名目は「『台湾独立』分裂勢力と外部勢力の結託・挑発に対する厳しい警告」とされています。
中国は台湾を自国の領土の一部と見なしており、中国での在住経験がある専門家によるとこの見解は中国国内の保守派から穏健派まで幅広く共有されています。
中国の人民解放軍は台湾侵攻を思わせる動画を公開し、台湾政府に圧力をかけています。
ガーディアン紙によると、中国軍は台湾海峡と思われる場所で紛争に備える兵士たちを映したビデオを公開した。
中国は近年台湾を併合するために必要な能力を高めており、その能力を実際に台湾侵攻のために行使する用意があることを中国の指導者は明言しています。台湾侵攻の能力と意思を見せている中国の脅威は真剣にとらえる必要があります。
習近平はまた、「2027年の人民解放軍100周年に向けた目標達成」の必要性にも言及した。この時期までに、アメリカの同盟国である自治領台湾を軍事的手段で征服する能力を中国は持つつもりだと、一部のアメリカは見ている。
しかし、日本では台湾有事の際にどう行動するかについて国民的議論が深まっていません。日本が台湾有事に参戦するということは究極的には東京が火の海になることを受け入れることを意味します。
台湾有事が起これば、米軍の出動を防ぐために中国が在日米軍基地が先制攻撃する可能性が高いです。その意味で台湾有事は日本有事でもあります。
日本は台湾を守る覚悟を示すべきなのでしょうか?