賃貸派からマイホーム派に「変節」したわけではない

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来年1月に晴海フラッグに引っ越すための準備を進めています。駐車場も確保でき、後は引き渡し日や引っ越しの日程などの調整が残っています。

今回購入するのは2戸で、1戸は賃貸に出し、もう1戸は自分で住む予定にしています(写真の図面は賃貸する予定の部屋のものです)。と言っても名義は法人になるので、住宅ローンではなく法人向けの不動産担保ローンでの借入です。

法人の社宅として借りることになります。自分の法人が購入した物件に自分が住むわけですから、マイホームと実質的には変わりません。

私は以前は目黒区にある一軒家に住んでいました。土地を購入して、その上に建築士にデザインをお願いして、注文建築で建てたマイホームを保有していたのです。

しかし、「ライフスタイルの変更」という人生の転機を経て、土地建物を売却し、その資金を元に不動産投資を本格的に開始しました。

住居は六本木の東京ミッドタウンの賃貸ホテルに転居して、更に数年前からは赤坂の賃貸物件に住んでいます。

今回、晴海フラッグを購入して住むということで、またマイホーム派に「変節」したのかと勘違いする人もいるかもしれませんが、私の考えは変わっていません。

マイホームと賃貸の両方を経験した結果、やはり賃貸物件の方がメリットが大きいという結論です。

晴海フラッグも名義は法人で住宅ローンは借りていません。いつでも退去して賃貸物件として貸し出すことは可能です。住宅ローンで購入してしまえば、賃貸に出すという選択肢はありません。

話題の新しいマンションということで、最初にどんな物件なのか住んでみたいという好奇心から引っ越しを決めましたが、どのくらい住むのかはまだ決めていません。

住み心地が悪ければ、また別の賃貸物件を借りて、晴海フラッグの物件は2戸とも賃貸する。あるいは、売却して別の不動産の購入資金に充てるといった選択肢もあります。

東京の不動産に関しては、まだ強気に考えています。大きなキャピタルゲインは見込めなくても、安定した賃貸需要と資産性の高さは資産として引き続き魅力的です。

これからの国内不動産投資に関する情報を知りたい方は、9月18日に開催するこちらのセミナーにいらしてください。私の考えをお話します。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2023年9月13日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。