企業は物価高を背景に過去最高益を叩き出していますが、2022年度の労働分配率は2年連続で低下しているそうです。
日本の労働分配率が2年連続低下、過去最高益でも従業員に恩恵薄く https://t.co/RamLArxQGh
— ブルームバーグニュース (@BloombergJapan) September 1, 2023
給与は上昇していますがインフレが進む中で実質賃金の伸びは依然としてマイナスとなっています。
実質賃金上昇 生産性向上がカギ – 日本経済新聞 https://t.co/OfdywqVEpD
— 「日経電子版」がおトクに読める(ニュースサービス日経 浜町) (@nsn0120211372) September 5, 2023
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企業の経常利益は13.5%増と過去最高ですが人件費の伸びは3.8%にとどまっています。
経常利益は13.5%増と過去最高だが、人件費の伸びは3.8%にとどまる。またデフレに戻るのではと企業側も警戒しているのでしょう。雇用の流動化の乏しさがここでも裏目に。/日本の労働分配率が2年連続低下、過去最高益でも従業員に恩恵薄く https://t.co/J0Jxrvc90j
— 佐々木俊尚 (@sasakitoshinao) September 2, 2023
この傾向はしばらく前から続いています。
いま労働分配率が下がってるっていうのは、少なくとも今はそこそこ企業業績は良好で、だけどバブルの頃みたいにそれがこの先もずっと続くとは労使が考えちゃいないってことだね。“格差拡大”とはぜんぜんちゃう話w
— jo shigeyuki (@joshigeyuki) January 15, 2019
高い賃金と雇用の安定はトレードオフです。日本で今までそうなってこなかった矛盾が噴出してきています。
【労働分配率低下】
コメントを使って頂きました。賃金の上昇は労働生産性次第ということを前提としつつも、高い賃金と雇用の安定ってトレードオフだと思うんですよね。
企業の利益が落ちてもクビにならず、ほとんど給料も下がらない。しかし、増益時だけ給料上がるなんておいしい話はないわけで。 https://t.co/XKDcnNGvNc
— 小池理人/エコノミスト (@kmasato_economy) September 1, 2023
日本企業の給与が上がらなかった理由は経営者だけでなく従業員も望んできたものです。
過去数十年、日本企業の給与が上がらなかった理由ふたつ
1)経営者が「高く売れる事業」より「良いものを安く作る事業」を目指し、生産性を下げる競争をしてきたこと
2)従業員が「給与が上がること」より「雇用の安定=首にならないこと」を優先し、給与が上がらなくても転職しなかったこと
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) April 2, 2023
世界的は成長し続けていますがなぜ日本だけが未来がなくなってしまったのでしょうか。
経産省未来人材ビジョンは読んでいくと未来がないんじゃね、と悲観的になるような結果が数多く出ている…。
今年タイに行った際にも、現地の部長級は外資系企業はそれぞれの本社のある国よりもいい処遇で雇わないと採れないという話をきいたけど、まさにその通りのお話が。 pic.twitter.com/m07GcdlyJ7
— 木下斉 / 好評発売中!「まちづくり幻想」 (@shoutengai) September 4, 2023
われわれは労働分配率に拘っているうちに世界から取り残されたのかもしれません。
NHKまで「内部留保」という(企業会計にない)言葉を使って「労働分配率」が何ちゃらいうのはよくない。「企業貯蓄」が増えていることは事実だが、これは本来は投資に使う資金。むしろ資本市場が機能しないことが問題だ。 https://t.co/hjMBKYicv4
— 池田信夫 (@ikedanob) September 2, 2017
正社員の話ばかりしている間に現場を支える人材は急速にいなくなっていきます。
東京 八重洲 鉄骨落下事故 十分固定されずワイヤー外したか #nhk_news https://t.co/fsXVoVB2rk
— NHKニュース (@nhk_news) September 20, 2023
もう時間は残されていないのかもしれません。