停戦が成立していたと思われていたナゴルノ=カラバフ紛争でしたが、現地では混乱が続いています。係争地ナゴルノ=カラバフにおける燃料の爆発により戦闘以外での死者が発生してしまっています。
アゼルバイジャンが軍事作戦に踏み切り、アルメニア系勢力が事実上降伏した係争地ナゴルノカラバフで、25日に発生した燃料の爆発による死者が26日、68人に増えました。行方不明者は105人に上るといいます。https://t.co/gVoAiHrfW4
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) September 26, 2023
アゼルバイジャンに武力攻撃されたナゴルノ=カラバフのアルメニア系勢力は戦闘開始早々に降伏を表明していました。
ナゴルノ・カラバフ、もう降伏したのか。アルメニア本国から「我に余剰戦力なし。そこで滅亡せよ」に近い事言われたらそらな。 https://t.co/gwFf1CF7IO
— 枢密院勅令(省エネモード) (@order1914) September 20, 2023
アルメニアがナゴルノ=カラバフ問題で譲歩する意向を示した矢先の武力行使でした。
思い出すシリーズ:アルメニアはここまで譲歩したのに4カ月後にアゼルバイジャンに攻め込まれてしまう。
ナゴルノ・カラバフをアゼルバイジャンと認める発言 アルメニア首相:朝日新聞(2023年5月22日) https://t.co/YJE3nfkpa4
— JSF (@rockfish31) September 20, 2023
アルメニアはロシアと近しい関係にありました。しかし、今回の紛争でロシアが不介入を姿勢を取ったことで、二国間関係は険悪なものになっています。
アルメニア事実上敗北 ロシアへの不満強める ロシアは批判も #nhk_news https://t.co/cWwhX7AiSB
— NHKニュース (@nhk_news) September 26, 2023
ロシアに見捨てられたという認識によりアルメニアはロシア寄りの姿勢を転換しようとしています。
アルメニア首相、対ロ政策大幅転換の考え ナゴルノ不介入に反発
アルメニア首相は24日、ナゴルノカラバフへの介入をロシアが拒否したのを受け、同国主導の旧ソ連圏の集団安全保障条約機構(CSTO)は機能していないとして、対ロシア政策を大幅に転換する考えを示した。
— AFPBB News (@afpbbcom) September 25, 2023
しかし、ロシアとしても紛争が始まる直前に敵対関係にある米国と軍事演習をしていた国を助けようとは思いません。
ロシア同盟国アルメニア、米国と軍事演習へ 不満募り離反の動き加速 https://t.co/8VCa0u6LJd
旧ソ連の構成国でロシアの軍事同盟国であるアルメニアの国防省は6日、米国との合同軍事演習を11~20日に開くと発表した。
— 朝日新聞国際報道部 (@asahi_kokusai) September 8, 2023
中央アジアの混乱は、同地域におけるロシアの権威が失墜したことを示すのでしょうか?
ロシアの、力による支配は、力が弱まれば必然的に支配も弱まる。ウクライナ侵略の挫折と戦争長期化でロシアの戦力は疲弊。これまで支配していたウクライナ東部を失うだけではなく、CSTOでの影響力も後退か。■アルメニア首相、対ロ政策大幅転換の考え ナゴルノ不介入に反発 https://t.co/eLDdSwv3BK
— Yuichi Hosoya 細谷雄一 (@Yuichi_Hosoya) September 25, 2023
バイデン政権は高官をアルメニアに派遣して同国との連帯を示しています。
Wheels down in Yerevan, Armenia.
At this important moment for the country and region, I’m here to reiterate the U.S.’s strong support & partnership with Armenia and to speak directly with those impacted by the humanitarian crisis in Nagorno-Karabakh. pic.twitter.com/RCz0oR2ezM
— Samantha Power (@PowerUSAID) September 25, 2023
アルメニアのエレバンにて。
この国と地域にとって重要な時期に、私はアルメニアに対する米国の強力な支援とパートナーシップを再確認し、ナゴルノ・カラバフの人道危機の影響を受けている人々と直接話すためにここにいます。-サマンサ・パワー米国国際開発庁長官
今回の戦争の終着点はどこでしょうか?