損保大手4社が企業向けの共同保険の保険料を事前調整していた問題で、独占禁止法の趣旨に対する違反の疑いがある契約を結んだ取引先は少なくとも100社超になることがわかりました。
損保大手4社が企業向け保険料を事前調整していた問題。独占禁止法の趣旨に反する不適切な行為があった取引先が少なくとも計100社超に上ることが分かりました。4社は29日までに金融庁に報告書を提出します。https://t.co/Mfi74LTSWH
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) September 27, 2023
ENEOSなどの石油元売りや成田国際空港会社、JR東日本などといった名だたる企業です。東京海上日動火災保険、損害保険ジャパン、三井住友海上火災保険、あいおいニッセイ同和損害保険の大手4社は、金融庁から保険業法に基づく報告徴求命令を受けていました。
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100社を超える結果になったことにやっぱり感があります。
損保大手4社の企業向け保険料の事前調整問題。独禁法の趣旨に反する不適切行為があった取引先数は少なくとも100社超と判明との記事です。当初から東急グループなどにとどまるとは思えませんでしたが「やっぱり」。損保ビジネスの「闇」の広がりに金融庁だけでなく公取委も調査https://t.co/kVMAOw8FpV pic.twitter.com/kYUw8kfzxo
— 清水功哉(日本経済新聞) (@IsayaShimizu) September 27, 2023
損害保険大手4社が東急に対して更改前より2〜3割高い保険料率で保険料を提示したところから不信感が広がっていました。
損保4社価格調整 東急に2〜3割高の料率提示、競争回避https://t.co/72Bmwwzw0W
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) June 26, 2023
4社だけで9割超の寡占状態になっていることが背景にあるようです。
関係者はカルテルをグレーだと言い張っているようですが・・・。
「独占禁止法の趣旨に反する不適切な行為があった取引先の数が少なくとも計100社超にのぼることが27日、分かった」
「『クロ』に近い『グレー』から『シロ』に近い『グレー』までさまざまある」(関係者)といい、不適切案件の中でも悪質性には濃淡がある」
談合だろ。 https://t.co/OG0lzcz7Z1— のとみい (@noto_mii) September 27, 2023
大手損保は「お得意様」は優遇していたはずですが、業界内にはなんらかの基準があるのかもしれません。
「お得意様」ビッグモーターを優遇、保険ユーザーを軽視して不正見逃す 社長辞任の損保ジャパン
損保ジャパンの白川儀一社長の辞任。8日の記者会見で浮かび上がったのは、保険契約者の保護よりも、保険を代理販売する「お得意様」のビッグモーターを優先する姿勢です。https://t.co/JjZCDS1G3h
— 東京新聞編集局 (@tokyonewsroom) September 11, 2023
先日辞任した損保ジャパンの白川社長はどんな気持ちで推移を見守っているのでしょうか。
損保ジャパン白川社長辞任でも居座るドン櫻田会長は年収4億
THIS WEEK「経済」#週刊文春https://t.co/Uwt1h91wIq— 週刊文春 (@shukan_bunshun) September 13, 2023
公正取引委員会も調査に乗り出していますが、規模が大きいだけに当局も対応が難しいようです。
ここでいう「当局」は金融庁だそうですが公取案件ではないのかな? 援助交際みたいに「事前調整」と言ってるけどメガ4社のシェアを考えたら「不当な取引制限(カルテル)」の罪ではないでしょうかね。
でもこれだけ会社の規模が大きいと、やはり公取は先陣切れないのかな…https://t.co/cz5IlRODFc— 弁護士 関口 郷思(せきぐち さとし) (@sekiguchisatosh) September 27, 2023
損保業界のムラ社会体質は払拭させることができるのでしょうか。
損保クソだな。>公正取引委員会、損保4社の調査開始 企業保険でカルテル疑い – 日本経済新聞 https://t.co/SJiLSjU1sS
— 田端 信太郎@TabataBAR水曜22時ナマ放送 (@tabbata) August 7, 2023
4社は29日までに金融庁に報告書を提出するそうです。保険料率の決定はかなり難しいものですが、日本を代表する企業として李下に冠を正さずの姿勢を示してほしいものです。